Adobe Experience Cloud

Adobe Summit 2019 レポート

こんにちは、エクスチュアの鈴木です。
3/25から3/28までの4日間、ラスベガスで開催されたAdobe Summit 2019について、遅ればせながらご報告させていただきます。

初US!初ラスベガス!初Adobe Summit!と浮かれ意気揚々と日本を出国したのですが、シカゴで乗継便が早く出発してしまうトラップにかかり危うくPartner Dayに間に合わないところでした。

オヘア空港で絶望しながら食べたシカゴピザ

さて、そんなトラブルがありつつも無事に初日のPartnerDayに参加することができました。
この日はパートナー企業のみの参加ということで、講演では翌日からのセッション概要や、Adobeとしての今後の戦略についての発表などがありました。
他にも、北米のパートナー企業の表彰などもあり、社員30名以上がACE(Adobe認定エキスパート)に合格した企業などがステージに招かれ、表彰されていました。

また、この日はACEの資格保有者だけが入れるという、スペシャルなブランチにも出席しました!
ACEのピンバッチやラバーバンド、Adobeのロゴ入りポロシャツをいただきました。

右端に見切れているのがACEピンバッジ

そして迎えたサミット初日!
この日のオープニングセッションで発表された主な内容は、”Adobe Experience Platform”の一般リリースに関するものでした。
最初に登壇したAdobeのシャンタヌ・ナラヤンCEOは、”Changing the world through digital experiences”と題したスピーチの中で、”Discover ⇒ Try ⇒ Buy ⇒ Use ⇒ Renew”の5段階で定義された”Customer Journey”のすべての段階において、カスタマーとの間にはコミュニケーションが存在し、その中には常に”Experience”が存在していること、そしてこれらをビジネスとして展開していくには”Customer Journey”全体を通して管理できるシステムが必要であることを強く主張しました。

その解決方法こそが”Adobe Experience Platform”である、ということですね。

“Customer Journey”について語るシャンタヌCEO

Adobe Experience Platformについて簡単に触れておくと、以下のような感じです。
・CXM向けオープンプラットフォームであり、リアルタイムでデータを収集、処理する
・最大の特徴はリアルタイムCDPの作成と提供

そして、Adobe Experience Platformの基盤となるのが、Adobe Experience Cloudであり、その配下には去年買収・統合されたMagentoとMarketoの機能も含まれます。
デモでは、実際にリアルタイムCDPに基づいてサイトトップページのコンテンツ内容や配置が自動で変更されたり、実店舗とARを連動させて、商品詳細や在庫状況を一目で確認できたりする模様が披露されました。
ARとの連動、というのも今後のキーワードの1つになりそうです。

オープニングセッションの他にも、各ツールのTips & Tricksの紹介や実践的なトレーニング、AI機能の活用方法など、期間中は様々なセッションが開かれていました。
私はAAやAdobe Campaign、Adobe Senseiなどを扱うセッションに主に参加しました。
魅力的なセッションが多く、あと単純に数があまりに膨大という理由もあるのですが、どのセッションに参加するかの取捨選択は非常に悩ましかったです。

初日だけですいぶん語ってしまったので、サミット2日目と3日目については簡単に…

2日目午前の目玉は、Microsoftのサティア・ナデラCEOとAdobeのシャンタヌCEOのスペシャル対談でした。
昨年発表されたMS・Adobe・SAP三社合同による”Open Data Initiative”の進捗状況などが語られていました。
他にも、女優さんやアメフト選手がゲストとして招かれており、非常に豪華なセッションでした!
午後の一番最後のセッションとして開かれたスニークでは、7つの最先端機能が紹介されました。
どれも興味深い内容でしたが、個人的にはAdobe Analytics Cloudに実装されるAIアシスト付きカスタマージャーニー分析が今すぐ触りたい欲に駆られました。

演出がとてもおしゃれなスニーク

3日目はMarketoの元CEO、スティーブ・ルーカス氏がメインスピーカーを務めるMarketing Nationが開かれました。
ここでは主に、初日のオープニングセッションで発表されたAdobe Experience Cloudへの統合についての詳細や、Marketoとしての今後の展望などが語られました。
Adobeが打ち出す”Experience”という大きな柱を軸に、これからはB2B・B2Cという区分ではなくB2E(”E”はExperience)の時代だ、というMarketoとしての再定義が行われていました。

最近ではB2BとB2Cの両方の側面を持つ企業も多いため、新たな考え方として発表されたB2E

◆まとめ◆

非常に刺激的で情報過多な4日間でした!
全体的にAdobe Senseiに関する内容のセッションが多く、今後AIがどのようにマーケティングソリューションの常識を変えていくのか、とてもワクワクしました。
しかしそれと同時に、世の中に溢れる様々なツールの中から適切なものを選び、適切に使いこなし、適切にデータを取捨選択し、最適な答えを導き出せる人間でなければ、AIに取って代わられる人材になってしまうという危機感も感じました。
兎にも角にも、MagentoとMarketoの統合、そしてMSとの提携により「死角なし!」なAdobeの今後が楽しみです。

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