ObservePoint

ObservePointの活用で自動車メーカー フォードが達成した4つの成果

みなさんこんにちは。エクスチュアの大平です。

本日はアメリカの自動車メーカー、フォード MEがObservPpointを活用した事例をご紹介したいと思います。
※ME=Middle East、中東エリア、サウジアラビアやカタール含む周辺地域

フォード MEがObservePointを活用し、得られた成果をまとめるとこの4点になります。

  • アナリティクスに必要なデータ変数の精度を99%に向上
  • 90%のページで読み込み時間の短縮
  • 分析環境の効率化
  • 壊れたユーザーパスとフォームの監視と修正

それではどのようにObservepointを活用したのか見ていきましょう。

導入のきっかけ

ここ数年、オンラインでの体験の重要性は自動車の購入においても高まっています。
中東地域では顧客がオンラインで車を購入することが一般的になっており、フォード MEはオンラインでの体験の重要性を理解し、顧客の検討と購入をサポートするために主要なWebページでのユーザー体験の向上に力をいれています。

ObservePoint導入のきっかけとなったのは「試乗体験申し込み」フォームでアナリティクスのタグが正確に機能していないこと、90%のページでページの読み込みに10秒以上かかっていることを発見したことでした。
このような状態ではユーザー体験の質の低下やユーザーの離脱率の増加を招く可能性があります。
またアナリティクスタグが不正確な状態では意思決定に必要な重要なデータの信頼性が失われます。
これらを改善し、ユーザーへより良いオンラインでの体験を提供するために、ObservePointを導入して分析データと重要なユーザー動作を検証することにしました。

ObservePointのJourneyを利用したユーザージャーニーの監視、検証

フォード MEでは「パンフレットカタログのダウンロード」「試乗体験申し込み」「見積り依頼」など重要なポイントに対しJourneyを作成しました。
作成したJourneyは自動的に実行され、定期的にレポートを送信します。
また10以上のアナリティクス、メディア効率化のタグが正常に機能しているかどうかも同時に確認します。
もし、これらの動作に問題が発生した場合でも、すぐにアラートを受け取り問題を確認し対応することが出来るようになりました。

Journeyとは
ECでの購入やログインなどサイト上のユーザーの動作を再現し、ユーザーの動作を妨げる要因がないか、また計測される情報が正しいかどうかを確認出来ます。
また、様々なブラウザの環境や場所、設定項目をカスタマイズできるため、ユーザーが経験する可能性のあるすべての問題を再現することが可能です。発見した問題はすぐにレポートされ対応することが出来ます。

ページ読み込み時間の改善

ObservePointのAuditのレポートから、Webサイト上のタグ実装のミスを確認し、修正することで分析データの正確性を確保しました。
しかし同時に、約90%のページで読み込み時間に10秒以上かかっているという問題も発見しました。
この問題に対しては、Auditのレポートを元にページの画像サイズを最適化することでページ読み込み速度の改善を行いました。
Webサイトの定期的な更新の際にも、Auditのレポートを通じて適切な対応が出来るようになりました。

Auditとは
Webサイトをスキャンし、ページ毎のパフォーマンスやタグのデータ収集を確認できます。
Auditの結果はわかりやすいレポートにまとめられ、検出された問題や、データ品質の改善に関するアドバイスも含まれています。
Auditを利用することでWebサイトのパフォーマンスやタグのデータ収集に関する問題を発見し、解決することが可能です。これによりデータ品質の向上や分析の精度向上が期待できます。


いかがでしたでしょうか?フォードのような大きな企業でもWebサイトに課題を抱え、逐次対応し解決しています。
あなたの会社のWebサイトもデータの収集やパフォーマンスに問題がないか一度確認してみませんか?

今回のフォードMEの事例はObservePointの資料を翻訳・加筆したものになります。
より詳しく確認したい場合はこちらをご確認くださいませ。
Ford ME Automates QA Efforts to Improve Data Accuracy & User Experiences

ObservePointを実際にお客様のWebサイトでお試しいただくことができます。
下記の内容を observepoint@ex-ture.jp 宛メールにてお知らせください。 折返し弊社よりトライアルについてご連絡させていただきます。
・御社名
・ご担当者名
・ご連絡先メールアドレス
・対象WebサイトURL
※ トライアルはお客様が直接運営管理されているWebサイトのみ可能です

エクスチュアはObservePointの日本におけるテクノロジーパートナーです。
Webサイトのタグ周りでお困り事があれば、お気軽にメールまたはお問い合わせよりご連絡ください。

ObservePoint日本語サイト

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. ObservePoint

    Cookieを数える -アメリカ、イギリス、オーストラリアの主要ウェブサイト300におけるサードパー…

    アメリカ、イギリス、オーストラリアで300以上の主要サイトをスキャン…

  2. ObservePoint

    ObservePoint:タグ管理の救世主!サイト監査ツールのご紹介

    みなさん、こんにちは。エクスチュアの鈴木です。今回は、Webサイト…

  3. Adobe Cloud Platform Auditor

    Adobe Cloud Platform Auditor (Powered by ObservePo…

    こんにちはCEOの原田です。本日は先日より利用可能になったAdob…

  4. Adobe Launch

    DTMからAdobe Launchへの移行:4段階のアプローチ

    2021年の初め頃までに、Adobeは正式にDTM(…

  5. ObservePoint

    ObservePoint TagDebuggerでページに埋まっているタグを無料で識別する

    こんにちは。CEOの原田です。サイトに埋めたタグの発火状況を調…

  6. ObservePoint

    ObservePoint:強力でアツい機能を持つサイト監査ツールの紹介

    こんにちは。エクスチュアの原田です。今回はエクスチュアが日本の…

最近の記事

  1. 【GA4/GTM】dataLayerを使ってカスタムイベント…
  2. 【GA4/GTM】dataLayerを活用しよう
  3. ジャーニーマップをデジタルマーケティングの視点で
  4. ChatGPT ProからClaude3 Proへ移行した話…
  5. その分析、やり方あってる?記述統計と推測統計の違い
  1. ヒートマップ

    クリック・ヒートマップの使い方
  2. コンバージョンファネル

    ファネル分析
  3. Adobe Analytics

    Adobe Analytics:セグメントの落とし穴:意図しないデータが混ざる①…
  4. Adobe Analytics

    BigQuery: テーブルに格納されたURL文字列をKey-ValueのSTR…
  5. Tableau

    Tableau:抽出を含んだワークブックを10.4以下にダウングレードする
PAGE TOP