Adobe Analytics

Adobe Analytics:ワークスペース:セグメント比較機能の紹介

Adobe Summitで発表されていたSegment IQ機能が実は使えるようになっていました。
試しに使ってみたら思ったよりも使えそうだったので紹介します。

まずSegment IQですがツール内では「セグメント比較」という機能で表示されているようです。
通常メニューでは到達できず、ワークスペース内の一機能として存在しています。

ワークスペースに入ったら、一番左のアイコンで(普段はあまり触らないであろう)一番上のアイコンを
クリックします。

そうするとパネルやフリーフォームを追加できるウィンドウが出てきますが、ここに「セグメント比較」があります。
セグメント比較をワークスペースへドラッグアンドドロップすると、以下のような画面になります。

segiq

2つセグメントを放り込む個所が出てくるので、操作としてはそこにセグメントを放り込むだけです。

実行をすると、ちょっと時間がかかりますが、以下のようなレポートが全自動で出てきます。

segmentiq

各セグメントのボリューム比較などは普通なのですが、セグメントの重複を計算して、ベン図にしてくれるところが便利です。

また、比較する両者のセグメントで各種指標のギャップが大きいもののランキングや、
関連性の高いセグメントランキングを出したりしてもくれます。

どうも解析をかけると、カンパニーで作ってあるすべてのセグメントを評価したうえで結果を返しているようなので、
セグメントが多い方が有用な結果が出てきます。

今までと違ってセグメント比較機能のために、分析用のセグメントを事前に作っておくという運用もなかなか良いのではないでしょうか。

Web解析ではセグメント分析は避けて通ることはできませんが、とても便利な機能が出ていたので紹介しました。

ちなみにこの手の機能が出ると「人がいらなくなる!?」みたいな意見が出てくることもありますが、
解析結果を読み解いて打ち手を考える、更に打ち手を実行して評価するという部分は人手でなくてはできないことなので
人でできることを更にパワーアップさせるもの、というように私では考えております。

ブログへの記事リクエストはこちらまで

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Adobe Analytics

    【超わかる】WEB解析の全貌

    はじめにこんにちは!インターン生の與那覇(ヨナハ)です今回は時代の…

  2. Adobe Analytics

    Adobe AnalyticsのDatafeedをBigQueryのColumn-based Tim…

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  3. Adobe Analytics

    Adobe新タグ登場って本当?AEP Web SDKって何だ?

    こんにちは、エクスチュアの権泳東(コン・ヨンドン)です。Ado…

  4. Adobe Analytics

    訪問回数 とは-Adobe Analyticsの指標説明

    これから、この場をお借りして私が学んだことを書いていきます。よろしく…

  5. Adobe Analytics

    Adobe Mobile SDK 4.xからAEP SDKに移行する

    こんにちは、エクスチュアの権泳東(コン・ヨンドン)です。Ado…

カテゴリ

最近の記事

  1. TROCCO入門
  2. コンポーザブルCDPにおけるSnowflakeのマルチモーダ…
  3. boxMCPサーバーを使ってみた
  4. #ai-datacloud勉強会でマルチモーダルに触れた日
  5. Matillion ETLを安全に使いたい人へ送る、SSL対…
  1. Tableau

    Tableau:KPI達成状況を把握出来るグラフを作る
  2. Google Analytics

    Cloud FunctionsとOpenWeather APIを使ってGoogl…
  3. Adobe Analytics

    Adobe Analytics: ランドスケイプの「企業ログ解析データベースAP…
  4. IT用語集

    スケールアウト(Scale Out)、スケールアップ(Scale Up)って何?…
  5. Tableau

    【TC19ブログ】エクスチュアの海外カンファレンス参加支援制度
PAGE TOP