Tableau

Tableauの「WEB編集」機能について理解する

はじめに

Tableau Server/Onlineのみで利用可能な「WEB編集」機能。
Tableauライセンスがあれば誰でも利用できるのですが、その種類に応じて使える機能が異なったりTableau Desktopでの編集とどう違うかなどがあまり知られていません。。
これらの機能を理解してTableauを効果的に使いましょー!!✨

「WEB編集」機能とは

Tableau Server/Onlineを用いて、Web上で「データの接続」「ワークブックの作成/編集」をすることです。
以下の赤枠の部分にチェックを入れると、サイドバーに「💡推奨」が表示されるようになります。

※このサイトではWEB上での操作を全て含蓄して「WEB編集」と定義します。

Tableau Desktop機能との比較

まず前提となる共通認識として「Tableau Desktopで作成したダッシュボードをServer/Onlineで公開し、それをユーザーの目的に応じてWEBで操作する」ということを押さえておきましょう。WEBでの操作はDesktopとの連携ありきの事なので、初めから全てWEBで行うという事は止めましょう。
※WEB作成とTableau Desktopではショートカットキーが異なります

ライセンス別機能比較

[Creator]102,000円/年(税抜)
・ブラウザで新規データの接続
・ブラウザやTableau Desktopからデータソース/ワークブックを作成し公開
・ダッシュボードスターター(Salesforce等と連携しやすいテンプレワークシート)の利用
・ExplorerやViewerが利用できる機能全て
[Explorer]51,000円/年(税抜)
・公開されたデータソースに接続し新たなワークブックを作成
・公開されたワークブックのデータの編集/保存
・アラート機能やカスタムビューを作成しコンテンツをダウンロード
・Viewerが利用できる機能全て
[Viewer]18,000円/年(税抜)
・公開されたビューの表示
・フィルター、凡例、並び替え、ツールヒントなどを利用した分析
・共有、コメント、コンテンツのダウンロード

細かな機能紹介

◾️Recommendation機能(推奨機能)
・ユーザーの表示習慣やサイトコンテンツの人気傾向に注目してTableauが自動で提案
・おすすめビューから選ぶ

※画像はTableau公式サイトより引用
◾️Ask Data機能(データに聞く)
・簡単な文章でTableauに聞くと自動でVizが生成
①データソースに移動し「データに聞く(Ask Data)」をクリック

②「このデータソースのフィールドについて尋ねる」の箇所に用語を入力

※画像はTableau公式サイトより引用
その際、各フィールドにカーソルを合わせるとデータの詳細を確認できます
(これらのフィールドはキャンバスにドラッグできないので注意)

③入力を進めると完成です!お疲れ様でした
(その他の細かな機能はTableau公式サイトを確認)
※Tableau製品のバージョンは2019.4です

おわりに

いかがでしたでしょうか。
私のTableau Onlineの環境ではVizの数が少なく「推奨機能」などが使用できなかったのでTableau公式サイトより画像を引用しました。
この記事を通して新機能「WEB編集」について理解を深めていただければ幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました🙇‍♂️

参照元

https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/web_author_overview.htm
https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/server_desktop_web_edit_differences.htm
https://www.tableau.com/ja-jp/products/new-features/data

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Tableau

    Tableau:抽出を含んだワークブックを10.4以下にダウングレードする

    こんにちは、エクスチュアの渡部です。Tableauの小ネタです。…

  2. Tableau

    Tableau ServerとTableau Onlineの違い【管理者向け】

    【基本のキ】Tableau ServerとTableau Online…

  3. Tableau

    Tableau Tips〜LOOKUP関数〜

    はじめに「LOOK UP」は見上げる、調べるという意味の英単語です。…

  4. IT用語集

    CRM(Customer Relationship Management)って何?

    はじめに「CRM」は主にマーケティング業界で使用されている言葉です。…

  5. Tableau

    動的なリファレンスラインで個別に閾値(しきい値)を設定【Tableau】

    完成形リファレンスラインを動的に設定することのメリットリファレン…

  6. Tableau

    DirectionAPI+Tableauでドライブ時間の可視化(後編)

    だいぶ間が空いてしまいましたが、DirectionAPI+Tablea…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


最近の記事

  1. 回帰分析はかく語りき Part3 ロジスティック回帰
  2. GCSへのSnowflake Open Catalogによる…
  3. VPC Service Controlsで「NO_MATCH…
  4. モダンデータスタックなワークフローオーケストレーションツール…
  5. Streamlit in Snowflakeによるダッシュボ…
  1. Google Cloud Platform

    Vertex AIのベクトル検索によってブログの検索エンジンを作成してみた
  2. Mouseflow

    MouseflowにおけるITP対応について
  3. Snowflake

    SnowflakeのHybrid Tableのマニュアルを読み解く
  4. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 1日目
  5. Adobe Analytics

    Launchにおける検証環境の確認方法
PAGE TOP