皆さんこんにちは。菅原です。
今回は、ユーザー行動分析ツール Mouseflow のメイン機能の一つである 「セッションリプレイ」機能について少し掘り下げていきたいと思います。
ユーザーの行動をもっと知りたい
Adobe AnalyticsやGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツールを使っていて、ユーザーがどのような行動をしているのか詳しく明らかにしたいと思ったときはありませんか?
そんな時は Mouseflow のようなユーザー行動分析ツールがおすすめです。
ユーザー行動分析ツールとは、その名の通り
「サイト上でのユーザーの動きを可視化」してくれるツールのことです。
ユーザーがどのように動いたかをそのまま再現するセッションリプレイ機能や、クリックやスクロールした部分や頻度を可視化するヒートマップ機能など、様々な機能でユーザーの行動やサイト上の問題点などを明らかにすることができます。
ユーザー行動分析ツールの導入を検討したことはあるけど、
「画面を録画する機能を取り入れるなんて、面倒くさい操作が必要なんじゃないの?」
「そもそもプライバシーの問題はどうなっているの?」
「セキュリティリスクは?」 などなど…
様々な懸念点があることかと思います。
安心してください!
Mouseflowは、
サイトにタグを実装するという「簡単な操作のみですぐに導入」でき、
ユーザーがアクセスしたページの構造やその変異、ユーザーのアクション(クリックやスクロールなど)、メタデータを記録しており「動画でユーザーの行動を記録せず」、「機密情報や個人情報もキャプチャしません」
それではどのような仕組みでセッションリプレイが機能するのでしょうか、以下で詳しく説明します。
Mouseflowのセッションリプレイ機能
セッションリプレイ機能は、
- ユーザーがアクセスした最初のWebページの構造(DOM:Document Object Model)からページの元の状態を再作成する
- ユーザーのセッション全体を通じて行われたWebページ上の変更を復元する
- 以上にユーザーのアクションを重ね合わせる
これら3つの工程によって、ユーザーのWebページ上での行動を再現するのです。
このような仕組みでセッションリプレイを機能させると、
- ユーザーのセッションの記録に大量のトラフィックを生成しない
- ユーザーの行動すべてを高解像度で再現できる
- 個人情報の取得を避けられる
- セッション中の重要なイベントであるフリクションイベントをさらに強調表示できる
といった様々な利点につながります。
(フリクションイベントについては過去ブログで紹介していますので、よろしければこちらの記事をご覧ください)
ほかにも、Mouseflowのセッションリプレイ機能には
- デフォルトですべてのユーザーをトラッキングする
(ほかのツールはサンプリングされてしまうものもあります) - フリクションスコアを強調表示する
- レコーディングをほかのチームと簡単に共有できる
- ほかの機能と組み合わせて様々な分析に活用できる
(例:ファネル分析と組み合わせてユーザーの離脱部分を確認する、ヒートマップでユーザー行動の傾向を視覚化する、フィードバック分析で訪問者から直接フィードバックを得る など)
などの特徴があります。
(ほかの機能については過去のブログで詳しく紹介していますので、よろしければ参考にしてください→ファネル、ヒートマップ、フォーム分析)
セッションリプレイ機能ではこれらの特徴を生かすことで、
Webページの訪問者のインタラクションだけでなく、Webページ上のUI/UXの問題・バグやエラーの発見をすることができます。さらに、これらの問題点を改善することで、CV率の最適化につなげることが可能です。
さいごに
今回、Mouseflowのメイン機能の一つである、セッションリプレイ機能の仕組みについてご紹介いたしました。
Mouseflowはタグをサイトに実装するという簡単な操作のみですぐに導入、手軽に使用を開始できます。またデータを得て再現する仕組み上、機密情報を取得しないので、ユーザーのプライバシーやセキュリティを維持しながら、ユーザー行動の分析が可能です。Mouseflowを使用して、AAやGA4だけでは見えてこなかった、ユーザー一人ひとりの行動を見つめてみませんか?
この記事を通じ、一人でも多くの方がMouseflowに興味を持ち、導入を検討していただければ幸いです。
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!