Tableau

Tableau Bridgeをザックリ理解する

Tableau Bridge(タブローブリッジ)とは

Tableau Bridgeとはズバリ「オンプレミスデータを最新の状態でTableau Onlineに接続するツール」です。
※Tableau Serverを利用している方はBridgeを使う必要はありません。またBridgeの追加料金はかかりません。
ここでいうオンプレミスデータとは、クラウドで管理されているRedshiftやBigQueryなどのデータではなく、ファイヤウォールなどで保護された自社管理データのことを指します。
クラウドのデータに関してはTableau Onlineでも直繋ぎできるのですが、自社で管理するデータ(ExcelファイルやSQL Serverデータなど)をTableau Onlineに接続することはできません。
そこで登場するのが「Tableau Bridge」です。
Tableau Bridgeは自社ネットワーク上のWindows PCで動作し、ファイヤウォールの内側(ローカル)からTableau Onlineと通信することで「データを最新の状態に保つ」ことができるのです。
※最新の状態に保つとは、「抽出のスケジューリング」や「ライブ接続」のことを指します。

利用できるユーザー

Tableau Bridgeを利用できるユーザーは「Tableau Onlineを利用中の全ユーザー」です。
ただ実際に使用するユーザーとしては、Tableau Onlineで「Creator」または「Explorer(パブリッシュ可能)」のロールを持つユーザーとなります。
※つまりデータソースの所有者のことです。
ライブ接続の場合はBridgeが自動で検出され、抽出接続の場合はユーザーがスケジューリングします。
※ちなみにBridgeを管理するには、サイト管理者のロールが必要です。

流れ

(前提)アクセスしたいデータがTableau Online上に既にパブリッシュされている。

  1. Bridgeがローカルでクエリを実行し、最新のデータをOnlineに送信
  2. Online上にある既存のデータソースが最新のものに更新される
  3. Desktop / Online上のダッシュボードが最新のデータを利用できるようになる

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