KARTE

KARTE:カスタムイベントでページの要素を取得して接客を出す

こんにちは。エクスチュア勝股です。

接客を配信するときにページに記述されている要素を元に配信したり、表示されたページの情報を元に接客を出したいケースがあると思います。
例1:ページのカテゴリ要素を取得してカテゴリ別に配信を行いたい
例2:特定のグルーピングしたページ配下の表示ページの種類(3ページ以上見たなど)をトリガーに接客を行いたい

KARTEではタグマネージャーを使って追加実装をしたり、ソースコードを変更しなくても簡単にページのデータを取得して接客に活かすかすことが可能です。

今回は、標準テンプレートのカスタムイベントを利用して、ページのデータを取得して接客を配信する流れをご紹介します。
◎参考リンク:アクションでカスタムイベントを送信する | レシピ / 接客サービス / カスタマイズ | KARTEサポートサイト

流れは簡単で、大まかに下記2つの流れで設定をすれば完了です。

  1. カスタムイベント発生スクリプトのテンプレートで計測したい情報を設定する
  2. 計測データを元に接客配信を行う

1. カスタムイベント発生スクリプトのテンプレートで計測したい情報を設定する
①新規接客作成しアクションテンプレートを『スクリプトを実行する>カスタムイベント発生スクリプト』を選択
※このテンプレートを配信すると、任意の配信条件下でイベントを発生させて、そのイベントを配信に使ったりすることも出来ます。

②テンプレートの編集からイベント名(任意)を指定し、カスタマイズに画面を切替
※ここで指定したイベント名がセグメントで使う際のイベント名として表示されます。

③Scriptに『KEY:value』を記述する。
※カスタムイベントが発火したときに併せて指定した内容も計測してくれます。

上記の例では、表示ページのパスと弊社Blogページのブログカテゴリを各変数に取得しています。
複数の変数を設定する場合は、変数間に『,』を忘れずに入れてください。

④配信設定を行う
特定条件下でのみ配信を行いたい場合は、セグメントやトリガーなどで設定を行い配信を完了させます。
実際に設定した内容の発火ページで、KARTE Action Viewerで確認をすると下記の通り計測されていることがわかります。

2. 計測データを元に接客設定を行う
①計測データを元にセグメントの作成を行います。
セグメント作成では、まずイベント名を指定してから、使いたい変数名を設定し、対象としたい条件を設定します。

②作成したセグメントを元に行いたい接客の設定を行ってください。
1点注意事項として、このセグメントだけでは意図しないページでも条件に合致して接客が出てしまう可能性があります。
例:上記上段の設定の場合、イベントが発火しないページでは値の上書きがされないので、常に最新の値が指定した条件に当てはまってしまうケースがある。

そのため、配信トリガーや配信頻度などで希望の条件になるように、テスト配信を行いながら確認を進めることをお勧め致します。

以上で、一連の流れは終了となります。

おわりに

弊社はデジタルマーケティングからビッグデータ分析まで幅広くこなすデータのプロ集団です。
データ分析に関わるコンサルティング/システム構築支援についてのお問合わせはこちらからどうぞ。

ブログへの記事リクエストはこちらまでどうぞ。

AdobeSummit 2020レポート: “Connecting Experiences Across the Customer Journey” ~カスタマージャーニーに寄り添う体験~前のページ

Adobe AEP SDK: リバースプロキシを使ったアプリ計測検証方法次のページ

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. KARTE

    KARTE「オフラインデータをオンライン接客に活用する」

    1.はじめにこんにちは。インターン生の上園です。今回は、K…

  2. KARTE

    KARTE:最低限!KARTEの運用管理のためにやっておくこと!

    こんにちは。エクスチュア勝股です。KARTEの運用を行っていく…

  3. KARTE

    KARTE Blocks データプランナーの強い味方!!

    こんにちは!林です。KARTE Blocksについてご紹介しま…

  4. KARTE

    KARTE 「フローイベント」

    こんにちは。エクスチュアインターンの上園です。前回はKAR…

  5. KARTE

    KARTE:簡単!アンケートの設定、アンケート結果に併せた接客配信

    こんにちは。エクスチュア勝股です。満足度が高いお客様にはより満…

  6. KARTE

    KARTE を使ってサイト外でも接客を

    皆さんこんにちは、Extureの菅原です。今回は KARTE…

カテゴリ
最近の記事
  1. 【dbts25】Snowflake×PostgreSQLのニ…
  2. TROCCO dbt連携編
  3. KARTEの「フレックスエディタ(β)」登場!ノーコードでこ…
  4. dbt Projects on Snowflake使ってみた…
  5. Cortex Analystを使ってみた
  1. セッションリプレイ

    セッション・リプレイのレコーディングをローカルに保存する
  2. Data Clean Room

    Snowflake の新しいData Clean Roomの見どころを解説
  3. Snowflake

    dbt Projects on Snowflake使ってみた
  4. 未分類

    databricksのnotebookを使ってみよう その2
  5. Databricks

    ScalaでDatabricksのDataFrameを扱う
PAGE TOP