Adobe Analytics

Adobe Analytics:計算指標でevents変数を後付けでパーティシペーションにする

こんにちは。CEOの原田です。
なるべくこのブログでは新しめな内容を書いていこうと思ってましたが、こんなん普通やろという内容も参考になる場合があるのではないかと思って書いていくことにしました。

ということで、Adobe Analyticsでだいぶ前からできるようになっていた、計算指標でイベントをパーティシペーションにする方法を共有します。パーティシペーションはAdobe Analytics特有の指標で、例えばevent1をevent1が発生する前のpageNameやeVarに対して1ずつ計上させる機能です。詳しくはアドビのヘルプをご確認ください。パーティシペーションを理解していないコンサルにページレポートでコンバージョンゼロですねってレポートを受け取っている方はお問い合わせください。

今まではパーティシペーションは管理ツールで事前設定をする必要があり、設定を忘れがちで後で後悔することが良くありましたが、今は計算指標でパーティシペーションを作れるので便利です。手順を以下に記します。

①計算指標ビルダーに行く

ワークスペースで、パーティシペーション化したい指標を右クリックで計算指標ビルダーに行くのが一番楽です。

ワークスペースでパーティシペーション化したい指標をフリーフォームに配置して、指標の上で右クリックします。
「選択した項目から計算指標を作成」をクリック。

 

「計算指標ビルダーで開く」をクリック

 

②計算指標ビルダーでアトリビューションを選択、パーティシペーションを選ぶ

指標がドロップされた状態で計算指標ビルダーが開かれるので、その指標の歯車アイコンをクリックし、「デフォルト以外のアトリビューションモデルを使用」をクリック。

 

「パーティシペーション」を選択し、指標名を記入して設定完了。

③おしまい
レポートの例がこのようになります。

お問合せ数という指標がコンバージョンになります。
通常のイベントと、訪問パーティシペーション、訪問者パーティシペーションで並べてみていますが、それぞれイベントの数の立ち方が変わっていることがわかります。

パーティシペーションは高頻度で使われている機能で、今は簡単に設定できるようになったので必ず設定するようにしましょう。

 

エクスチュアはAdobe Analyticsに非常に長い経験を持っていて様々な支援が可能です。
お困りの方はお気軽にお問合せください。

 

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