IT用語集

暗号化・共通鍵暗号・公開鍵暗号って何?

はじめに

ほとんどの方が「暗号」という言葉を聞いたことはあると思います。
第三者に知られたくない情報をわかる人には解読できるように情報を変換することを「暗号化」といいます。
そんな「暗号」には大きく2種類の方式があるのは知っていましたか?
今日はその2種類の「暗号方式をわかりやすくまとめたので早速見ていきましょー!!✨

用語説明〜最速で理解したい人のためのIT用語集より抜粋〜

公開鍵(Public Key)・・・公開鍵暗号で使用される暗号鍵の組のうち、一般に公開する鍵。
秘密鍵(Secret Key)・・・公開鍵暗号で使用される暗号鍵の組のうち、管理者のみが保持する鍵。
公開鍵暗号(Public Key Cryptography)・・・暗号化と復号化に別の鍵を使う暗号方式。
共通鍵(Common Key)・・・共通鍵暗号で使用される共通の暗号鍵。
共通鍵暗号(Common Key Cryptography)・・・暗号化と復号化に共通の鍵を使う暗号方式。

前提知識〜暗号とは〜

暗号とは、通信の秘密を守るための特殊な記号で「暗号化した情報を送信」→「受信者が解読する」という流れで情報がやり取りされます。

2種類の暗号化

◾️共通鍵暗号・・・情報の受け渡しで”共通”の鍵を使用
<流れ>
1. 共通鍵を密かに共有
2. 送信者が共通鍵で暗号化し送信
3. 受信者は共通鍵で暗号を解読
<特徴>
・処理が高速
・第三者に情報を解読されるリスクがある
・鍵の受け渡しに運搬コストがかかる
 
◾️公開鍵暗号・・・情報の受け渡しで”異なる”鍵を使用
<流れ>
1. 受信者は公開鍵を全世界に公開
2. 送信者は公開されている公開鍵を使ってメッセージを暗号化して送信
3. 受信者は密かに持っている秘密鍵を使って復号
<特徴>
・処理が遅い
・第三者に情報を解読されにくい

おわりに

せっかく暗号化したのに解読されては意味がないので、解読されない仕組みとして公開鍵暗号方式が生まれたのですが、共通鍵にも処理が高速というメリットがあるみたいです。
また、共通鍵暗号と公開鍵暗号を組み合わせて通信が行われているのが「SSL/TLS通信」です。
情報流出にシビアな時代ですから、今後も暗号化は進歩・改善が進んでいきそうですね。
この記事を通して情報の暗号化に関する理解を深めていただけたら幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました🙇‍♂️

参照元

.https://ja.wikipedia.org/wiki/公開鍵暗号
.https://cspssl.jp/guide/key.php
.https://viral-community.com/blog/common-public-key-cryptosystem-1513/

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