Adobe Analytics

BigQuery: テーブルに格納されたURL文字列をKey-ValueのSTRUCT型で抽出する

こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。

今回は、BigQueryのテーブルに格納されているURL文字列をキー・バリュー形式のSTRUCT型にして抽出する方法について紹介します。

Web解析を行っていると、生のURLがデータウェアハウスに記録される事もあります。
URLそのままだと見づらい&扱いづらいので、これをキーと値に分けてみましょう。

REGEXP_EXTRACT_ALL関数と、STRUCT型を使います。

 

実際にクエリを試す

 
クエリはこうなります。

CREATE TEMPORARY FUNCTION
  decode(s string)
  RETURNS string
  LANGUAGE js AS """
var ret = '';
try {
  ret = decodeURIComponent(s);
}catch(e){}
return ret;
""";

SELECT
  raw_url,
  STRUCT(REGEXP_EXTRACT_ALL(log, r'(?:\?|&)(?:([^=]+)=(?:[^&]*))') AS keys,
    REGEXP_EXTRACT_ALL(decode(log), r'(?:\?|&)(?:(?:[^=]+)=([^&]*))') AS vals ) AS log
FROM
  adobe_beacon.hit_log
ORDER BY 1

 
結果はこうなります。

URLパラメータをkey-value形式に変換


 
REGEXP_EXTRACT_ALL関数を使って、正規表現でURLパラメータがキーと値に分かれてARRAY型で抽出してます。
そしてSTRUCT型のネストされたデータにしています。

生のURLよりも断然見やすくて扱いやすくなりました。

 
なお、ここで使ったURLログは以前Adobe AEP SDKが送るビーコンペイロードをリバースプロキシを使ってキャプチャする方法について紹介しましたが、その時取得したログをBigQueryにロードしたものです。
↓↓↓

Adobe AEP SDK: リバースプロキシを使ったアプリ計測検証方法

 
弊社では、Adobe Analytics認定エキスパート資格・Google Cloud認定プロフェショナルデータエンジニア資格・Linux Professional Institute認定資格を持ったエンジニア達が各種マーテックツールの導入実装コンサルティングサービスや、GCP/AWS/Azureなどのパブリッククラウドを使ったデータ分析基盤構築コンサルティングサービスを提供しております。

お問い合わせはこちらからどうぞ。

参考記事: Extract parameter from url in Google BigQuery using regex – Stack Overflow

 

AdobeAnalytics: Adobe I/OのAPIを使ってSAINT分類データを取得する前のページ

サーバーサイドGTM: ウェブコンテナを使って1stパーティドメインからgtm.jsを配信してみた次のページ

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Adobe Analytics

    再来訪頻度とは-Adobe Analyticsの指標説明

    今回は再来訪頻度について説明いたします。再来訪頻度とはサイトを訪問…

  2. Adobe Analytics

    Adobe Analytics:セグメントの落とし穴:滞在時間がおかしくなる

    Adobe Analyticsの持つ機能の中でも特に強力で便利な機能の…

  3. Adobe Analytics

    Adobe Analytics: DWHレポートをAWSのS3バケットに配信する

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  4. Adobe Analytics

    入口とは-Adobe Analyticsの指標説明

    今回は入口について説明いたします。入口とはユーザがサイトを訪問した…

  5. Google BigQuery

    BigQueryでWindow関数を用いて、累積和を計算する

    こんにちは。エクスチュアでインターンをさせて頂いている中野です。今…

  6. Adobe Analytics

    Adobe Analytics 指標について

    今日はAdobe Analyticsで使われている指標について説明した…

カテゴリ
最近の記事
  1. モック作成が面倒で “楽” した話
  2. Fivetranからdbtプロジェクトを実行する
  3. Account Engagementで送るメールをマルチエー…
  4. 協力と裏切りの理論
  5. 【Snowflake Tips】Content-Typeには…
  1. IT用語集

    アプライアンス(Appliance)って何?
  2. IT用語集

    コンソール(Console)って何?
  3. Adobe Analytics

    BigQuery: Adobe Datafeed: event_listカラムの…
  4. Adobe Summit

    Adobe Summit 2019 レポート
  5. Amplitude

    North Star Metric (NSM:ノーススターメトリック)とは
PAGE TOP