Google Tag Manager

GTMで複数のコンテナに同じ実装をしたい

こんにちは。エクスチュアの岩川です。

GTMで複数のコンテナに同じ実装をおこなったり、コンテナを内容ごと移動させたい、なんてことありませんか?

今回はそんな時に使えるGTMの機能『コンテナのインポート』『コンテナのエクスポート』についてお教えいたします。

どんな機能?

『コンテナのインポート』『コンテナのエクスポート』はその名の通りコンテナに実装されているタグ・トリガー等ファイルとして出力し、他コンテナでそのファイルを読み込むことで同じものを実装可能になります。

同じ作業を繰り返しやらなければならない時や移行したいときに便利ですね。

手順・エクスポート編

①出力したいコンテナを開きます。

②ページ上部にある【管理】タブをクリックします。

③コンテナ項目にある【コンテナをエクスポート】をクリックします。

④エクスポートしたいワークスペース、もしくはバージョンを選択します。

※わからなければDefault Workspaceで問題ありませんが、もし公開していない実装内容などを出力したい場合は実装中のワークスペースを選択しましょう。

⑤選択したワークスペースに実装してあるタグ・トリガー・変数・テンプレートの一覧が出てくるので、その中から移動・コピーしたいものを選択し、【エクスポート】をクリックします。

※タグに設定されている変数やトリガーが選択されていない場合は警告がでますので安心してください。

手順・インポート編

①導入したいコンテナを開きます。

②ページ上部にある【管理】タブをクリックします。

③コンテナ項目にある【コンテナをインポート】をクリックします。

④【インポートするファイルを選択】にエクスポートしたjsonファイルを選択します。

⑤【ワークスペースを選択】で新規or既存を選択します。

◆新規

インポート作業するワークスペースを新規で作成します。

◆既存

既にあるワークスペースにインポートして作業します。

どちらでも良いですが、Default Workspaceしかない場合は新規を選択することをオススメします。

⑥【インポート オプションを選択】で上書きor統合を選択します。

◆上書き

現在ワークスペースに実装されているものを全て削除し、インポートした実装のみにします。

◆統合

現在ワークスペースに存在する実装を残しつつ、インポートします。

⑦(統合を選択した際のみ)矛盾するものを上書きをするか名前を変更するか選択肢が出てきます。

◆上書き

同じ名前のタグ・変数・トリガーが存在した場合、インポートした実装に統一します。

◆統合

同じ名前のタグ・変数・トリガーが存在した場合、インポートした実装を別の名前にします。

_importという名前が後ろにつきます。

実装内容に合わせて選択してください。


インポート・エクスポートを覚えると作業の効率がよくなり、ミスも少なくなります。是非覚えて活用していきましょう。

エクスチュアでは様々な企業様の基本的な悩みから高度な悩みまで丁寧にお手伝いいたします。

是非お気軽にお問合せください。

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Google Analytics 4

    【GA4/GTM】dataLayerを使ってカスタムイベントを発生させてみよう

    はじめに以前の記事でdataLayerを使用し、GTMとのデ…

  2. Google Tag Manager

    GTMの検証でプレビューのSummaryを上手く使う

    こんにちは、エクスチュアの岩川です。GTMを使用してタグを実…

  3. Google Tag Manager

    サーバーサイドGTM: ウェブコンテナを使って1stパーティドメインからgtm.jsを配信してみた

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  4. Google Analytics

    Google Tag Manager上でGoogle AnalyticsのclientIDを取得する…

    この情報は2018年4月当時の情報です。こんにちは、エクスチュ…

  5. Google Cloud Platform

    Server-side GTM を Google AppEngine にデプロイする

    こんにちは、エクスチュアの権泳東(權泳東/コン・ヨンドン)です。…

  6. Google Tag Manager

    GTMのプレビューモードを共有したい

    こんにちは、エクスチュアの岩川です。GTMでの作業の際に使用…

最近の記事

  1. Streamlitを使った簡単なデータアプリケーション作成ガ…
  2. 生成AI機能を活かしたデータカタログ製品「Secoda」を試…
  3. 回帰分析はかく語りき Part2 重回帰分析
  4. 第14回関西DB勉強会-Snowflake Summit参加…
  5. Open Interpreter+VScode+Docker…
  1. Adobe Analytics

    通算訪問回数とは-Adobe Analyticsの指標説明
  2. Adobe Analytics

    Adobe AnalyticsとGoogle Analyticsの違い① セグメ…
  3. Google Cloud Platform

    Vertex AI Embeddings for Text によるテキストエンベ…
  4. セッションリプレイ

    セッション・リプレイ
  5. Tableau

    Tableau Viz紹介 : 10.4新機能を使ってダッシュボードを作ってみた…
PAGE TOP