Tableau

Tableauのテスト自動化を実現する Wiiisdom Ops for Tableau

こんにちは、エクスチュアの松村です。

エンタープライズ系でTableauを活用するケースが増えてきたと思いますが、みなさんテストはどうやっていますか?
Tableau Onlineのテスト自動化をしたい

Tableauは自由度が高く高度なデザインや表現が可能でとても良いBIツールなのですが、簡単に変更できてしまうので気がつかない箇所を誤って修正してしまうことが良く起きてしまいます。(あってはならないのですがね)

プログラムだとコード差分チェックなどで検証を実施しますが、Tableauでは差分チェックができないので、UI上で正常動作確認を実施していくしかありません。

今回はそんなTableauのテストを簡単に実施するツールを紹介します

「Wiiisdom Ops for Tableau」という、TableauでCI/CDを実現するためのツールです。

WiisdomOpsで比較テストを実行する

Wiisdom Ops for Tableau では、様々なテストを実施することができます。


今回は差分確認テストとして、「Cross Environment Testing」を使います。
CrossEnvironmentTestingでは、本番環境と検証環境のダッシュボードを比較して変更差分を抽出することができます。

Sourceとして、検証元となる本番環境のダッシュボードを指定します
TableauOnlineよりダッシュボードの一覧を取得するので、選択します

Target Contextに比較先となる検証環境のダッシュボードを指定します

比較テストを実施する項目を指定します
チェック対象には、「値のフォーマット」「カラム」「データ」「画面ショット」「フィルター」「パラメータ」などが選べます。

 

これだけ設定してテストを開始するだけで差分比較を実施できます

ダッシュボードに変更を加えて比較検証をしてみる

さて、ここから実際に変更を加えて比較をしてみます
Tableauサンプルのスーパーストアを使って検証してみましょう

ダッシュボードより「地域」のフィルターを外して検証環境にPublishします

こちらを変更前と比較テストを実施した結果がこちらです

フィルターの比較で、「地域」がTargetに無いという結果が出ました。
とても簡単に差分チェックができました。これで誤った変更があれば差分で確認できます

本ツールを用いることで、テストがとても簡単になりました

まとめ

今回はWiiisdomOpsforTableauの魅力を伝えるため、実際にフィルターを外した場合の比較を実施してみました。
フィルタ以外にも様々な変更点をチェックするテストを実施することができます。
また、Jenkinsなどと連携してTableauのCI/CDを実現することができます

不定期で他のテストについてもお伝えしていければと思います

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