Tableau

【図解】Tableau Desktop 2020.3で「計算式」「予測機能」など大幅アプデ!

Tableau Desktop 2020.3の7つの新機能【注目度順】

(1)計算式で「IN」演算子が登場

SQLユーザーに馴染みのある「IN」句がTableauでも実現できるようになりました。
これで大量の「WHEN 〇〇 THEN ××」を入力せずに済みますね!
作業時間も短縮されミスも防げるので、個人的には一番嬉しいアプデでした

(2)リレーションで計算式を用いた紐付けが可能に

以前のJOINでは可能だった計算式での紐付けがリレーションでも可能になりました。
いよいよTableau側も本格的にJOINからリレーションへの移行を促してきましたね。
私自身この計算式の紐付けが利用できないためにリレーションを断念するということがあったので、本当に嬉しいです。。

(3)セットコントロールがコンテキストフィルターに追加可能に

これまで何かと制約があったセットコントロールが、コンテキストフィルターに追加できるようになりました。
前処理で行っていた作業をDesktop内で実現できるようになったのは大きいですね。
※「セットコントロール」は2020.2で実装された新機能です。

<セットコントロールの例>
Tableau Publicで挙動を確認できます

(4)予測モデリング機能の実装

2020.2までは予測機能が傾向線に限定されていましたが、なんとそれが「MODEL_QUANTILE」「MODEL_PERCENTITLE」という関数で記述可能になりました。
最近のアプデでこう言った「予測機能」がどんどん追加されていく様をみると、時代の流れを感じますね。
Desktopに利用されているAIの進化に今後も期待します!
※「MODEL_QUANTILE」=他の予測因子に基づいて、指定された百分位数でのターゲット値を返す表計算。
※「MODEL_PERCENTILE」=他の予測因子に基づいて、実測されたマーク以下の期待値の確率を返す表計算。

(5)空間ファイルがユニオン可能に

できるようでできなかった「空間ファイルのユニオン」が2020.3で実現されました。
業務で空間統計データ(.shpなど)を利用する方にとっては、前処理の手間が省けるのでなんとも嬉しい機能ですね。

(6)BigQueryの「NUMERIC」型がサポート

使用頻度の高いBigQueryとTableauの接続で、「NUMERIC」型が使えるようになりました。
これまではカスタムSQLで「DOUBLE」型を宣言していましたが、2020.3からその手間が省けるようになったんですね。
BigQueryの支持は絶大なので、これからもTableauとの親和性を高めていって欲しいです。

(7)ダッシュボードの画像化で拡張領域も映る

2020.2まではダッシュボードを画像化する時に、どうしても拡張領域が白抜きされてしまい、わざわざスクショをとる羽目になっていました。
それが改善されるとのことでユーザーにとってはありがたいですね。

おわりに

今回は個人的に気になったアプデを7つに厳選してお届けしました!
2020.2から3ヶ月ぶりの更新でしたが、様々な機能が実装されていて凄いですね・・
これからもTableau Desktopのアプデに注目必須です!!ではまたッ👋

参考元

https://www.tableau.com/ja-jp/products/coming-soon#feature-137357

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