IT用語集

DTM(Dynamic Tag Manager)って何?

はじめに

DTMとは、Adobeの第2世代*タグマネージャー(タグ管理システム)のことです。
※「タグ」= WEBサイトに含まれるトラッキングコード(=顧客の行動を追跡するコード)
日本語記事が少ないので、この記事でなるべくわかりやすく伝えようと思います。
では、早速見ていきましょー!!✨

用語説明〜最速で理解したい人のためのIT用語集より抜粋〜

DTM(Dynamic Tag Manager)・・・Adobeが提供するタグマネージャー。データとロジックを分離して管理できる他、複数の条件に合致したイベントの計測が容易。

DTMの意義

冒頭でも説明した通りDTMとは「Adobeのタグマネージャー」のことです。
ではこのツールはなぜ必要とされているのでしょうか、ビジネス的観点から紐解いていきましょう。
デジタルマーケティングはとても複雑な世界で、マーケターは「顧客の行動、提供したコンテンツ、コンバージョンに至るまでのプロセス、実際の効果」などを常に測定し続ける必要があります。従来はWEBサイトにJavaScriptのタグを実装する必要があり、マーケティング戦略は長期の実装作業に時間がかかったり急速に変化する市場についていくため、マーケターの労働時間が奪われていました。
そこでDTMの登場です。DTMは標準的なタグ管理(データ管理、ルール構築など)を簡単にし、他にもUXを上げるような直感的な機能が搭載されています。これによりマーケターが迅速に戦略を実施することができ「あらゆる状況で適切なメッセージを発信し適切なデータを収集する」ということが可能になります。

DTMの特徴

・データとロジックを分離して管理できる。
・ページ閲覧だけでなく、マウス/キーボード操作や訪問回数やURLパラメーターなどを組み合わせた条件でイベントを計測できる。
・Adobe製品やGoogle Analyticsなどと親和性が高い。
・ページの読み込みを遅くする要因やタグについて処理を最適化できる。
・タグ管理にかかる膨大な時間を短縮できる。
・リリース時期によらずタグのテストや最適化を行うことができる。
・多くのタグを並行的にトリガーにできる。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
DTMとはザックリ「サイトのタグを扱う上で色々楽になるもの」と理解していただければ大丈夫です。
弊社はAdobe認定エキスパート資格保持者が多数在籍するプロ集団です。
Adobe製品の導入/運用支援やコンサルティングに関するご相談はこちらから。

参照元

.http://wiki.evar7.org/adobe/Category:DTM
.https://support.google.com/tagmanager/answer/6102821?hl=ja
.https://docs.adobe.com/content/help/ja-JP/dtm/using/c-overview.translate.html

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. IT用語集

    コンテナ(Container)って何?

    はじめにコンテナってたまーに耳にする単語ですよね。最近では、路上に…

  2. IT用語集

    アクセス管理(Access Management)って何?

    はじめにアクセス管理システムって中々聞き覚えのない言葉ですよね。意…

  3. IT用語集

    クロスデバイス(Cross Device)って何?

    はじめにクロスデバイスとは、文字通り「デバイス(スマホやパソコンなど…

  4. IT用語集

    コンポーネント、モジュール、ライブラリって何?

    はじめにコンポーネント、モジュール、ライブラリはそれぞれ「部品」「部…

  5. IT用語集

    ジャバスクリプト(JavaScript)って何?

    はじめにプログラミングの話題になれば必ずと言っていいほど登場するのが…

  6. IT用語集

    ビッグクエリ(Big Query)って何?

    はじめに「ビッククエリ = ビッグ + クエリ = 大きい + クエ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


最近の記事

  1. モダンデータスタックなワークフローオーケストレーションツール…
  2. Streamlit in Snowflakeによるダッシュボ…
  3. Streamlit in SnowflakeによるStrea…
  4. Streamlitを使った簡単なデータアプリケーション作成ガ…
  5. 生成AI機能を活かしたデータカタログ製品「Secoda」を試…
  1. Adobe Analytics

    カスタムイベントとは-Adobe Analyticsの指標説明
  2. Adobe Analytics

    Adobe Analytics:ワークスペース:セグメント比較機能の紹介
  3. Adobe Analytics

    Adobe Analytics: Webサイト内で発生したJavascriptエ…
  4. Looker

    Looker: 公開されているLookML Blockをクローンして使う方法
  5. Adobe Experience Cloud

    Adobe Marketing Cloud:サインインで問題が起きたときの対処法…
PAGE TOP