Adobe Analytics

AdobeAnalytics: スマホのスワイプにカスタムリンクを実装する

こんにちは、エクスチュアの権泳東/コン・ヨンドン(@exturekwon)です。

今回はAdobeAnalyticsでスマホのスワイプアクションに対してカスタムリンクを実装する方法を紹介します。

スマホサイトではスワイプで画像が切り替わるページもあり、それらのアクションをカスタムリンクで計測したいケースが多々有ります。
その場合は、スワイプが完了した時にカスタムリンク(s.tl関数)を実行するように実装すると計測出来ます。

いざ実装

今回はスワイプが実行された際に下記の変数を計測するようにします。

eVar101: スワイプ方向
event201: スワイプアクション数

下記のサンプルでは「.item」クラスを持つ要素において、30ピクセル以上水平方向にスワイプした時にs.tl()を実行します。
この部分を任意のクラス名やIDに書き換えれば応用出来ます。

なお、この実装にはJQueryが必要です。

(function(){
    let vert = '';
    let pos = '';
    const getPos = function(evt) {
        return evt.originalEvent.touches[0].pageX;
    };
    //touchstart
    $('.item').on('touchstart', function(evt){
        pos = getPos(evt);
        vert = '';
    });
    //touchmove
    $('.item').on('touchmove', function(evt){
        if (pos - getPos(evt) > 30) {
            vert = 'left';
        } else if (pos - getPos(evt) < -30){
            vert = 'right';
        }
    });
    //touchend
    $('.item').on('touchend', function(){
        s.linkTrackVars = 'eVar101,events';
        s.linkTrackEvents = s.events = 'event201';
        if (vert == 'right'){
            s.eVar101 = 'swipe:right';
            s.tl(true, 'o', 'swipe');
        } else if (vert == 'left'){
            s.eVar101 = 'swipe:left';
            s.tl(true, 'o', 'swipe');
        } else {
            s.linkTrackVars = s.linkTrackEvents = 'None';
            s.events = '';
        }
    });
})();

実装したらスワイプしてビーコンパラメータを確認します。

スワイプ計測

このように簡単に実装する事が出来ました。

弊社ではAdobeAnalyticsやGoogleAnalyticsのカスタム実装を承っております。
お問い合わせはこちらからどうぞ。

CAD・CAM・CAEって何?前のページ

Adobe Experience Platformを調べてみた – ざっくり概要編次のページ

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Adobe Analytics

    Adobe Analyticsを知る。

    Adobe Analyticsを知る。 -エクスチュアのツール紹介-ア…

  2. Google Cloud Platform

    Node.js+GAE: 日本語自然文を形態素解析してネガポジ判定をする

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  3. Adobe Analytics

    レポートビルダーを使ってデータを出す方法

    こんにちは!インターンの藤本です。今日はレポートビルダーを使ってデー…

  4. Adobe Analytics

    Adobe Analytics + Google BigQueryでよく使うSQL例 6選

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  5. Adobe Analytics

    Adobe Analytics: ランドスケイプの「企業ログ解析データベースAPI」と連携する

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  6. Adobe Analytics

    BigQuery: テーブルに格納されたURL文字列をKey-ValueのSTRUCT型で抽出する

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

カテゴリ
最近の記事
  1. 協力と裏切りの理論
  2. 【Snowflake Tips】Content-Typeには…
  3. データ連携を自動化!Fivetranの概要・料金とスプレッド…
  4. Adobe WebSDK クロスドメイン計測【第2部】FPI…
  5. Adobe WebSDK クロスドメイン計測【第1部】ECI…
  1. ブログ

    DirectionAPI+Tableauでドライブ時間の可視化(前編)
  2. Data Clean Room

    SnowflakeのData Clean Roomを基礎から一番詳しく解説(2回…
  3. Mouseflow

    ヒートマップ活用法
  4. Adobe Analytics

    Adobe AnaltyicsとGoogle Analytics の「生Webビ…
  5. Tableau

    【TC19ブログ】エクスチュアの海外カンファレンス参加支援制度
PAGE TOP