こんにちは。CEOの原田です。
AAとGAの違いの2段目にいきます。
これは良く認知されている点だと思いますが、Google Analyticsはデータ量が多くなるとレポートではサンプリングが入ります。
サンプリングのしきい値(発生条件)は本家のヘルプサイトでご確認ください。
Adobe Analyticsではサンプリングが無いため、全量データが常にレポートされます。
データ量が多いものをサンプリングして数字は完全に正確な数字でないものの、時系列の傾向や順位は全量と同じであることを
期待してサンプリングをしていると思いますが、実際にレポートを見てみるとこれが違うことがあります。
下図は同じサイトで同じ発火条件で導入しているGoogle AnalyticsとAdobe AnalyticsのPVの月別推移グラフになります。(上がGA、下がAA)
白く塗られている部分はタグがうまく入ってなかったところなので無視してください。。。あとAAで2018年7月まわりの凹みもなんか怪しいので今回は触れないでおきます。。自社のデータ良いサンプルがなくてすみません。
赤丸のところを見てください。これは同じ月なのに増加の傾きが結構違ったり、AAでは減少トレンドのところがGAでは増加トレンドになっているところがあります。このような現象が起きているのは散見されるようで、例えばCVが減っているのにGAでは増えてるとレポートされてしまい、分析時に判断を間違ってしまうことがあります。
回避方法は1ヶ月ずつなどレポート期間を短くしてちょっとずつデータを出すことです… 時間がかかる。。
あるいはBigQueryにエクスポートして見る。ですね。
このようにGoogle Analyticsのサンプリングは長い期間での分析や多いデータの分析の際に影響が出てくるため、慎重に分析する必要があります。
エクスチュアはAdobe Analyticsに10年を超える長い経験を持ち他のAdobe Experience Cloud製品の
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