IT用語集

AWS(Amazon Web Service)って何?

はじめに

AmazonといえばECサイト(ネット通販)をイメージする人も多いのではないでしょうか。
しかし、Amazonの最も大きな収益源となっているのはECサイトではなく、今日紹介する「AWS」なのです。
AWSの特徴と指示される理由について、深く踏み込んでいきたいと思います。
では、早速みていきましょー!!✨

用語説明〜最速で理解したい人のためのIT用語集より抜粋〜

AWS(Amazon Web Service)・・・Amazonクラウドサービスの総称。

世界を圧巻するAWS

米グローバルナレッジによると2019年版の「AWS認定技術者」の平均年収は約1400万を超え、IT業界の中でも極めて高いです。
また2019年11月現在では、GooleやMicrosoftやIBMに圧倒的な差をつけて世界のクラウド産業を独走しているといえます。
2017年度のAmazonの営業利益は41億ドル(約4.4兆円)だったのですが、その内訳は「ECサイト:2億ドルの赤字、AWS:43億ドルの黒字」です。
つまり、AmazonはAWSがなければ”超赤字企業”なのです。
それくらいAmazonはAWSに支えられているんですね。

AWSの歴史

AWSとは元々Amazonのネット通販を支えるもので、膨大な量の情報をリアルタイムで扱うためのサービスでした。
初めは社内でのみ使用していましたが、データ量が多すぎて中の人もどこにどんな情報があるのかを把握していないという状況でした。
そこで2006年に思い切ってサービスを社外にも開放したところ、そのコストや性能などが高く評価され「AWS」という超巨大ビジネスが誕生したと言われています。

AWSとは

では、それほど凄いAWSとは一体どのようなサービスなのでしょうか。
AWSをザックリ言うと「コスパ最強のクラウドサービス」です。
(クラウドサービス:ネットワークを通してデータのやり取りを可能にする仕組み)
データに関する処理や管理などはほとんどがAWS上で完結させることができます。
AWSの強みは大きく分けて3つあります。
①コスト
特別なハードウェアソフトウェアを用意する必要がないので、大量のデータを扱う企業でも初期費用を0円で済ませることができます。また、従量課金制(データを使った分だけお金がかかる)なので月によって扱うデータ量にばらつきのある企業でも、無駄のない必要最低限の料金で済ませることができます。
②セキュリティー
AWSで使用するデータはAmazonが使用する世界最高水準のセキュリティーによって保護されるので、セキュリティー面に関しては特に神経を使わなくて良いでしょう。とはいえ今年の8月にAWSで障害が確認されたので、多少なりともリスクがあることを忘れてはいけませんね。
③スピード
AWSではAmazonが保有する大量のサーバーを簡単にレンタルすることができるので、即座に何百・何千のサーバーを起動することができます(サーバーの計画や調達のコストも大幅削減)。また、AWSは1秒間に100万リクエストを処理しているので、遅延や読み込みエラーなどストレスの原因の対策がされています。
さらに、AWSはクラウドサービスなので「どこでも作業できる」という特徴を持ちます。
それだけでなく、AWSは世界的に使用人口が多いのでエラーが生じた際にも、その解決策がネット上に上がっていることも多いです。

AWSで開発

AWSではエンジニアがサービスを開発するために必要な環境が多く揃っています。
従来であれば様々なサービスを掛け合わせて1つのサービスを開発していましたが、AWSではその手間を省いてAWS内で完結させることができます。
また1つ1つのサービスの立ち上げ速度が速いので、一度やり方を覚えてしまえば快適に開発を進めることもできます。
(このシームレスな操作性はコスト削減にも直結します)

おわりに

いかがでしたでしょうか。
一昔前と異なりAWSは使えて当然のスキルとなりつつあります。
少し前まではAWS(Amazon)が圧倒的に支持されていましたが、最近ではAzure(Microsoft)、GoogleCloudPlatform(Google)なども勢力を伸ばしつつあります。今後の動きからますます目が離せませんね。
この記事を通してAWSに関する理解を深めていただければ幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました🙇‍♂️

参照元

.https://aws.amazon.com/jp/about-aws/
.https://udemy.benesse.co.jp/development/web/what-is-aws.html
.https://aws.amazon.com/jp/certification/
.https://capsulecloud.io/about/aws
.https://business.nikkei.com/atcl/report/15/278209/030200103/
.https://itjinzai-lab.jp/article/detail/1553
.https://business.nikkei.com/atcl/report/15/278209/030200103/?P=2
.http://www.garbagenews.net/archives/1966403.html
.https://growrichslowly.net/aws-is-very-surprising/
.https://capsulecloud.io/about/aws

OS(Operating System)って何?前のページ

【TC19ブログ】エクスチュアの海外カンファレンス参加支援制度次のページ

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. IT用語集

    インターフェイス(Interface)って何?

    はじめにインターフェイスは「接点, 境界面」など異なる2つのものをつ…

  2. IT用語集

    アプライアンス(Appliance)って何?

    はじめにアプライアンスという言葉を耳にしたことはありますか?家電量…

  3. IT用語集

    仮想マシン(VM)って何?

    はじめに仮想マシン(通称:VM)って、男の子の厨二心をくすぐる言葉で…

  4. IT用語集

    クロスデバイス(Cross Device)って何?

    はじめにクロスデバイスとは、文字通り「デバイス(スマホやパソコンなど…

  5. IT用語集

    コンフィギュレーション(Configuration)って何?

    はじめにコンフィギュレーションって聞きなれない単語ですよね。。直訳…

  6. IT用語集

    オブジェクト(Object)・オブジェクト指向(Object-Oriented)って何?

    はじめにプログラミングの勉強をするときに、必ずと言っていいほど「オブ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


カテゴリ
最近の記事
  1. Looker Studioで日付フィルターの開始日・終了日の…
  2. Streamlitでdbt-elementary風ダッシュボ…
  3. Adobe WebSDK FPIDでECIDの復元を検証
  4. dbt Projects on Snowflakeで作成した…
  5. Dataformでtype:’increment…
  1. フォーム分析

    【Tips】フォーム分析について
  2. ヒートマップ

    ムーブメント・ヒートマップ
  3. Adobe Analytics

    入口とは-Adobe Analyticsの指標説明
  4. Mouseflow

    Mouseflow:検索の仕様
  5. Adobe Analytics

    Launchにおける検証環境の確認方法
PAGE TOP