こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。
今回はGCEのUbuntu VMにスワップファイルを作成する方法についてです。
GCEでLinux仮想マシンを作成すると、UbuntuだろうがCentOSだろうがスワップファイルがない状態で仮想マシンが作成されます。
別にswapがなくても困らないくらい潤沢なメモリを積んでれば問題はないのですが、f1-microタイプのインスタンスで、ちょっとメモリを使う処理をしたりすると、あっという間にメモリ不足になります。
というわけで、f1-microじゃなくてもswap作っておきたい場合は下記の手順で作成します。
なお、Ubuntuでの手順です。16.04と18.04で確認しました。
1. swapファイルの状況を確認する
まずはfreeコマンドでswapの有無を確認します。
$ free -m total used free shared buff/cache available Mem: 581 148 90 0 342 336 Swap: 0 0 0
Swap:がゼロになってます。
2. swapfileを作成する
それではswapファイルを作成します。
とりあえずサイズは1GBで作ります。
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=1000 $ sudo chmod 600 /swapfile $ sudo mkswap /swapfile $ sudo swapon /swapfile
これでswapが作成されました。
3. スワップファイルを確認する
作成したスワップの状況を確認します。
$ free -m total used free shared buff/cache available Mem: 581 148 88 0 344 336 Swap: 1000 0 1000
Swap:のtotalが1000になりました。
これで1Gのスワップが出来上がりです。
4. 再起動時にスワップファイルを自動マウントする
このままだと再起動した時にswapが自動マウントされないので、fstabに設定を追記します。
/etc/fstab に下記の1行を追加すればOKです。
/swapfile none swap sw 0 0
今回はGoogle Compute Engine上のUbuntuマシンにSwap領域を追加する方法についてでした。
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