Tableau

Tableauの便利な機能

こんにちは!インターン生の市川です。
前回ではTableauの便利な機能である、計算フィールドの制作方法についてお伝えしましたが、今回もまた非常に便利な機能であるフィルタについてご説明します。
Tableauでフィルタを使用すると、表示させたいデータのみを表示させられるようになります。
例えば、日本に何百店舗も展開している店のダッシュボードで、東京都の店舗だけ表示させる、といったことが可能です。
また、Tableauには2種類のフィルタのかけ方があります。
1つ目は、クイックフィルタです。
3-2
上図のように「実訪問者数、訪問回数、ページビュー数」のラジオボタンを選択することによって横のグラフも変化するようになります。しかし、クイックフィルタは1つのグラフに対して1つ作成されるものであるため、基本的にそのグラフにしか対応しません。
もう1つは、ある1つのグラフをフィルタとして使用するものです。
ダッシュボードの中でフィルタとして機能させたいグラフを選び、ダッシュボードのシート上で「フィルターとして使用」というボタンを押します。
3-4
これで、そのフィルターとして機能するグラフの内容をクリックすればほかのグラフも連動してフィルタがかかるようになります。
3-5
上の図の場合だと、
1. 店舗ごとの売り上げの棒グラフ
2. 再来訪頻度の指標
3. リピータの割合の指標
以上の3つがダッシュボードに存在しています。ここで、店舗ごとの売り上げを示す棒グラフをフィルタとして設定すると、ある店舗名がクリックされると同時に再来訪頻度とリピータの割合の指標がその店舗の数値になります。
クイックフィルタは一目見てすぐにフィルタがどのようにかかるのかを把握できますが、場所をとります。
フィルタとして使用するグラフは、フィルタのために場所をとることはありませんが、グラフがフィルタの役割をしているという説明が必要になります。
それぞれメリットデメリットがあります。
両方を考慮してどちらのフィルタを使用するのかを決めてください。
今回はフィルタについて説明しました。
次回はフィルタを連動させる方法について説明いたします。
読んでいただき、ありがとうございました!

Adobe Marketing Cloud:サインインで問題が起きたときの対処法前のページ

ページ解析ツールMouseflowにふれてみた次のページ

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Tableau

    Tableauで検証?Wiiisdomでよくね?

    みなさんこんにちは。エクスチュアの大吉です。Tableauなどのダッ…

  2. Google BigQuery

    Tableau×BigQueryをコスパ良く使う方法

    こんにちは、エクスチュア渡部です。TableauでBigQue…

  3. Tableau

    Tableauの「WEB編集」機能について理解する

    はじめにTableau Server/Onlineのみで利用可能な「…

  4. Tableau

    Tableau:2つの値の比較に便利な「ダンベルチャート」を作る

    こんにちは、エクスチュア渡部です。今回は2つの値を比較するときに便…

  5. Tableau

    【TC19ブログ】エクスチュアの海外カンファレンス参加支援制度

    こんにちは、エクスチュアの渡部です。いよいよ明日の11/12(…

  6. Tableau

    Tableau Tips〜Onlineで利用可能なフォント〜

    はじめにTableau Server/Onlineで利用可能なフォン…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


カテゴリ
最近の記事
  1. Adobe WebSDK FPIDでECIDの復元を検証
  2. dbt Projects on Snowflakeで作成した…
  3. Dataformでtype:’increment…
  4. dbt Projects on SnowflakeをTASK…
  5. AWS発のAIエージェントIDE「Kiro」を使用した仕様駆…
  1. IT用語集

    セッション(Session)って何?
  2. Google Analytics

    Google Analytics: アプリSDKのclientIDを取得する
  3. Python

    わかりやすいPyTorch入門⑤(CNNとデータの拡張)
  4. Mouseflow

    Mouseflow:レコーディングを確認する前に
  5. Adobe Analytics

    Adobe Analytics:ワークスペース:セグメント比較機能の紹介
PAGE TOP