海外カンファレンス

Adobe Summit 1日目

こんにちは!インターン生の山本です。
3月22~24日にかけてラスベガスにて開催されたAdobe Summit 2016に
今回初めて参加させていただいたので、その報告をしたいと思います。
 
場所はこちら、The Vanetian / Palazzo内にて行われ、
私自身もここに宿泊させていただきました!
FullSizeRender
 
8:30~
ホールにて朝食が取り放題でした!
ブリティッシュマフィンを頂きコーヒーを片手に、
ついに開幕するホールに向かいます。
wordpress
9:00~
Adobe Summit 開幕: General Session
びっくりしたのがこの映像のクオリティ!
前方のスクリーンで開幕の映像が流されたのですが、
こんなにきれいでなめらかな映像を見たことが今までなくて、本当に驚きました!
(言葉足らずですみません、、、)
 
このGeneral Sessionでは、
Adobe CEOであるShantanu Narayenさんの挨拶から始まり、
Executive vice presidentのBrad Rencherさんも登壇されていました。
お二方ともデジタルエクスペリエンスの重要性を強調していて、
デジタルトランスフォーメーションの3度目の波がきているので、
この波に乗って人々に然るべきコンテンツを、然るべき時に然るべき場所で届けよう、というお話でした。
 
そしてこの波に上手く乗っている企業としてマクドナルドが紹介され、
Chief Marketing OfficerのDeborah Wahlさんが登場しました。
Bradさんとの対談形式で進行されて行ったのですが、
マクドナルドも現在アプリを通してone to oneマーケティングに取り組んでおり、
そのおかげでresponse rateが大きく伸びたとのこと!
 
11:30~
二時間半のGeneral Sessionが終わるとランチタイムになり、
ここでもまたビュッフェ形式でご飯が提供されました。
 
13:00~
午後から自分で選択したセッションに入ります。
一日目は4つ(1セッション1時間×4)のセッションを聞くことができました。
参加したうち今回2セッションの内容を簡単にご紹介させていただきます。
IMG_7753
 
The Future of brand is experience
By Brian Solis
内容:
エクスぺリエンスという単語自体近年頻繁に使われるようになったが、
実際にエクスペリエンスとは何を意味していのか?
というお話からスタートしました。
 
82%の人たちはひどいカスタマーエクスペリエンスだと感じると、その企業とのビジネスをやめる一方で、
86%はより良いカスタマーエクスペリエンスを得られるのであれば余分にお金を払っていいと思っています。
しかし、彼らの期待にベンダーが常に応えてくれると感じている割合はたった1%だそうです。
 
私たちは、顧客が当たり前だと感じるようになったことに適応しなければならなくて、
その例としてUberとTaxiの例が挙げられていました。
また、ディズニーのマジックバンドの例で、
そのバンドがあれば入園ができ、ご飯が買えます。
そして予約したレストランに近づくと、レストランに通知がいくので、到着したらすぐ食べれます。
このように、まるで自分が世界の中心にいるかのように感じれるエクスペリエンスの提供を
今後ビジネス側は顧客に提供していく必要があるといいます。
 
今の人たちは週に1500回スマホをチェックし、1日177分使用します。
ワイファイ、バッテリー、電波に敏感で、これが世界の全てだと思っています。
 
1歳の赤ちゃんも例に出されていました。
その赤ちゃんは生まれてからタブレットを使い続けていたので、
初めて雑誌を与えられた時、紙のページをスワイプしようとしました。
そしてそこで何も動かないと分かったとき泣きじゃくってしまったのです。
 
上に挙げた例のように、今はこのような時代になってしまったので、
私たちは顧客にとって何が自然なのか?を把握する必要があり、
それにあわせたエクスペリエンスの提供が必要です。
 
最後に、エクスペリエンスとは
user experience+ customer experience+ business experience
だということで締めくくっていました。
 
 
To pay or not to pay:
Ad strategies on Facebook for a great return
By Christian Byza, Andy Morales
 
内容:
クリスマスやバレンタインなど特別な日に向けたコンテンツ配信は効果が見込める。
しかし、それ以外の通常の日々でコンバージョンを上げるためにはどうしたら良いのか?
との疑問の投げかけからスタートしました。
 
プレゼンターによると、
よりクリエイティブで、よりターゲット化したものを配信することで、
結果としてより高いクリック率とコンバージョン率が得られる。
つまり同じ予算で、10~30%より多くのクリック数が得られます。
 
ここで、
YahooがFacebookにtumblr内で広告を売ることの許可を検討するとのニュース
の例を挙げて、
Facebookは顧客情報をもっているから、そこから広告枠を買えるということは、
よりターゲット化したクロスデバイスでの広告配信が可能となるとお話していました。
 
そのほかに、効果的な広告が作れるツールとして、
Useful Tools / Place It / Refuel 4 /Adobe Post が紹介されていました。
 
Tip:
・自分が何をオプティマイズ化したいのか(CV数なのか、ビデオビュー数なのか等)について明確にすること
・ビジネスの目的にあったものに資金投入すること
・正しい広告のタイプとターゲットを選択して、ゴールに繋げること
・常にテストをし、最適化をはかること
 
 
 
IMG_7763
18:30~
セッションが終わってからはウェルカムレセプションが始まり、
軽くお酒とご飯が用意されていました。
これにて一日目が終了です。
 
この日はいきなり長時間のGeneral Sessionに始まり、午後も4つのセッションが続いたので、
英語のシャワーを浴びて自分のリスニング力の未熟さを痛感しました…
しかし、
初めてのカンファレンス参加ということもあり、非常に刺激的で終始わくわくしていました!
 
 
 
 
 

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 2018 参加レポート(M)

    Adobe Summit 2018 に参加してきました!初の海外カン…

  2. 海外カンファレンス

    Tableauカンファレンスレポート

    こんにちは、インターン生の柳沼です!秋晴れといった天気が続いています…

  3. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 2018 レポート(2):経験の創造者たち

    エクスチュア総合研究所をご覧の皆様こんにちは、インターン生の畝川(せ…

  4. 海外カンファレンス

    Adobe Summit 2018 レポート(1):AIとヒトで最高の経験を!

    エクスチュア総合研究所をご覧の皆様こんにちは、インターン生の畝川(せ…

最近の記事

  1. 回帰分析はかく語りき Part3 ロジスティック回帰
  2. GCSへのSnowflake Open Catalogによる…
  3. VPC Service Controlsで「NO_MATCH…
  4. モダンデータスタックなワークフローオーケストレーションツール…
  5. Streamlit in Snowflakeによるダッシュボ…
  1. Tableau

    Tableauの便利な機能
  2. コンバージョンファネル

    ファネル分析
  3. Google Analytics

    Google Analytics フィルタ①
  4. Snowflake

    SnowflakeのHybrid Tableのマニュアルを読み解く
  5. Mouseflow

    Mouseflow vs Hotjar:どちらを選ぶべき?
PAGE TOP