Adobe Analytics

訪問者数とは-Adobe Analyticsの指標説明

今回は訪問者数について説明いたします。
訪問者数とは
期間中にサイトを訪問したユーザの数を示します。
実際は、ユーザがサイトを訪問するために使用したブラウザに対してサイト側から付与されるCookieの番号で識別しています。
ユーザがInternet Explorerを使用してサイトに訪問した後、Google Chromeを使用して再度サイトを訪問した場合、たとえ同じユーザの訪問だったとしても訪問者の指標としては別のユーザとしてカウントされます。
設定する期間によって測定方法が異なります。
例:1月1日~2月28日までのデータが以下の通りだったサイトがあるとします。
1月1日(金):ユーザAが1回訪問 ユーザBが1回訪問
1月2日(土):ユーザAが1回訪問
1月9日(土):ユーザAが1回訪問
2月3日(水):ユーザAが1回訪問
日別訪問者数で計測する場合
1月1日(金):訪問者数→2
1月2日(土):訪問者数→1
1月9日(土):訪問者数→1
2月3日(水):訪問者数→1
週別訪問者数で計測する場合
1月の1週目:訪問者数→2
1月の2週目:訪問者数→1
2月の1週目:訪問者数→1
月別訪問者数で計測する場合
1月:訪問者数→2
2月:訪問者数→1
以上のように計上されます。
「日別訪問者数」、「週別訪問者数」や「月別訪問者数」といった指標はありますが「実訪問者数」という指標を選択してください。その理由は「実訪問者数」という指標にすれば、指定された期間に合わせて自動的に日別、月別訪問者数の形になるからです。したがって、サイトに訪問するユーザの数を示す場合は「実訪問者数」の指標を使用しましょう。
また、レポートを見る上で注意すべきことがあります。
例えば、1月分の訪問者数のレポートは「1月1日から1月31日、それぞれの日別訪問者数」と、「合計」が示されます。
しかし、その「合計」は1月1日から1月31日の訪問者数の合計ではなく、1月全体のサイト訪問者数です。
あるユーザAが1月7日と、1月29日にサイトに訪問した場合、1月7日と1月29日の訪問者数にはそれぞれ1カウントされますが、「合計」で見ると1月全体で見るため1としかカウントされません。
訪問回数においてもこのようなことが発生します。足してもよいのはPV(ページビュー)のみです。

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