Segment

Segmentでデータ管理を一元化する

こんにちは、エクスチュアの鈴木です。
今回は、弊社が新たにパートナーシップを結んだ「Segment」についてご紹介します。

Segment io.incは2011年設立でサンフランシスコに本社を置く、顧客データ統合ツール(CDI)分野でメキメキと成長する注目度大の会社です。
SegmentのWEBサイトはこちら。
Levi’sやIntuit、trivagoといった世界規模の大企業を始めとし、全世界71か国、何千社もの企業がSegmentを使用しています。

では、このSegmentとはいったいどのようなツールなのでしょうか。

Segmentは、すべての計測とユーザデータの収集をSegmentに一元化することで、それらを保存及び他ツールへ送信してくれる単一のプラットフォームです。
簡単に言うと、データと分析ツールをつなぐハブのような存在です。
Segmentを導入することで、分析ツールのインストールや保守にかかる時間と工数が節約できるだけでなく、新しいツールを気軽に試したり、ローデータのエクスポートも簡単にできるようになります。
例えば、AAやGAなどの分析系、MA、メール配信、キャンペーンの効果測定、エラー報告レポートといったツールは、すべてユーザの属性と行動という同じデータを必要とします。
これらをすべて分析するためには、各ツールごとに実装し、それぞれにデータを送信しなければなりません。
しかし送信しているデータはすべて同じなのです。だったら一度の実装で全部にデータ送信してくれればラクなのに!と思いますよね。
それを解決してくれるのがSegmentなのです!
Segmentはこうした実装の手間を省き、1つのコードですべてのツールにデータを翻訳・送信してくれます。

しかも、Segmentのすごいところはただの「ハブ」ではない、ということ。
Segmentには「Personas」という機能があり、これはさまざまなデバイスやチャネルから収集したファーストパーティデータを使用して、ユーザデータを独自にプロファイリングするという代物です。
Personasを使うと、これまでは各ツールやチャネルごとにバラバラになっていたユーザの情報を一元化できるだけでなく、それぞれのデータを掛け合わせることでより詳細なユーザデータを得ることができます。
しかもファーストパーティデータを使用しているため、これらのユーザ属性や行動履歴は正確で且つそれぞれに相関性が強く、これらのユーザデータを使ってより効果的なメール配信やキャンペーンを実施することも可能です。
そしてそれに必要なユーザデータのセグメンテーションも、Personasでは簡単に行うことができます。

他にもSegmentには「Protocols」というデータガバナンス機能もあり、これによってSegmentに送信されるデータの品質は常に保証されています。
このProtocolsによって、データの正確性やタグのエラーなどを手動で検証する手間と時間が節約でき、さらには不完全なデータや余分なデータがブロックされることで後々クレンジングを行う必要性もなくなります。

次回以降、実際にSegmentの画面をお見せしつつ具体的な操作方法や機能紹介をしていきたいと考えています。
ご興味のある方は、是非ブログへの記事リクエストやお問い合わせフォームよりコメントを頂けると嬉しいです!
ブログへの記事リクエストはこちらまで

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

最近の記事

  1. 回帰分析はかく語りき Part3 ロジスティック回帰
  2. GCSへのSnowflake Open Catalogによる…
  3. VPC Service Controlsで「NO_MATCH…
  4. モダンデータスタックなワークフローオーケストレーションツール…
  5. Streamlit in Snowflakeによるダッシュボ…
  1. KARTE

    KARTE:最低限!KARTEの運用管理のためにやっておくこと!
  2. Adobe Analytics

    Adobe AnalyticsとGoogle Analyticsの違い③ カスタ…
  3. Google Cloud Platform

    Google Compute Engine: 一定時間経過したらタスクを強制終了…
  4. Sansan

    Sansanで名刺を取り込んだらSlackで社内共有する(Zapier利用)
  5. Adobe Analytics

    【超わかる】WEB解析の全貌
PAGE TOP