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1st Party Cookieと3rd Party Cookieの違いと昨今の問題点をざっくり解説

はじめに

昨今のデジマ業界において扱いが難しくなっているCookie。

3rdは取れないとか1stでもこんなのは取れないとか、色々な話が出てきていますよね。

そんな中「今更Cookieについて聞けない…」という方に向けてざっくりと解説していこうと思います。

そもそもCookieとは

CookieとはWebサーバーやJavascriptでPCやスマートフォンなどのブラウザに発行されるテキストファイルのこと。

Cookieにはテキストとして様々な情報を持たせることが可能です。

さらにドメイン情報や有効期限などの構成情報も同時に保存されます。

Webページにアクセスしたときに利用され、ユーザーが快適にWebページを利用できるように利用されています。

また、初めてアクセスしたユーザーへCookieを保存するようにし、次回以降は(有効期限などで消えていなければ)そのCookieが存在することで来訪履歴のあるユーザーだと判別されます。


具体的な使用例として、

・ログインしたことがあるサイトへの再ログイン時のIDとパスワード入力を不要になる。
・ログイン済のページに対してログインしたままの状態が保持されている。

などが挙げられます。

デジタルマーケティングにおけるCookie

デジマにおけるCookieはユーザーの情報を格納し、そのユーザーに合った広告を配信したり、ユーザーの行動を計測することにも利用されています。

主に 1st Party Cookie3rd Party Cookie と呼ばれます。

最近この名称をよく聞く方も多いのではないでしょうか。

それぞれの特徴を簡単に説明していきます。

◾️1st party Cookie

ユーザーがアクセスしているWebサイトのドメインで発行されるCookieです。
Cookieを構成しているdomainの項目を参照するとアクセスしたドメインと同一であることがわかります。

主にユーザーがこのページに訪問したことがある情報や、このページでログイン済みである情報をもたせています。

◾️3rd party Cookie

外部サービスなどによりユーザーがアクセスしているWebサイト以外のドメインで発行されたCookieです。
Cookieを構成しているdomainの項目を参照するとアクセスしたドメインと異なります。

主にユーザーに合わせた広告を配信するためにユーザーの行動を保存・解析し、各ユーザーに合わせた広告をページ上へ配信できるようにするシステムなどで使われることが多いです。

昨今のCookieは何が問題になっているのか

ではデジマ業界で昨今話題に上がっている 1st Party Cookie と 3rd Party Cookie は何が問題になっているのでしょうか。

これは世界規模でプライバシー保護を重視しはじめたのが発端となっています。

3rd Party Cookie は前述の通りサイト外のドメインから発行されているためユーザー情報を外部へ渡しているのではないか、という懸念により制限されるようになりました。

またこの制限は繰り返しアップデートされており、一番Cookie制限に力を入れているSafari(Apple)は2022年9月時点で 3rd Party Cookie は完全に使用できないようになっており、リターゲティング広告などの利用が難しくなっています。

これまでのCookie制限において、他ブラウザもSafariに続き同様の制限対応を行っておりますのでこれから3rd Party Cookieは使用することが出来ないと考えていても良いかもしれません。

お困りごとはエクスチュアへ

Cookieの規制が強まる中、上手く計測が出来ないなどの悩みや不安などがあると思います。

エクスチュアでは様々なノウハウを活かしお客様のご相談に寄り添った真摯で柔軟な対応をいたします。

是非お気軽にお問合せください。

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