Matillion Practitioner Certification

Matillion

Matillion Practitioner Certification 合格体験記

こんにちは、エクスチュアの黒岩と申します。

以前のブログ記事では、Matillionの公認資格であるMatillion Associate Certificationの合格体験記を執筆しました。

今回の記事では、上級資格であるMatillion Practitioner Certificationを受験して無事合格することができたため、その合格体験記を綴っていこうと思います!
前回の記事と合わせて、Matillion公認資格を取得しようと考えている国内のMatillionユーザーの皆様の参考になれば嬉しいです🔥

Matillion Practitioner Certificationとは

Matillion Practitioner Certificationは、Matillion公認資格の中でも上級者向けの資格になります。
Matillion公式サイトに詳細が記載されています。
https://www.matillion.com/resources/certifications/practitioner-certification

受験推奨者

Associate資格同様、データエンジニアやデータアナリスト、データアーキテクトなどに推奨されています。

試験概要

試験問題の出題カテゴリーの内訳や、試験の詳細は以下の通りです。
ポイントとしては4つ。
1. 75%の正答率で合格
 a. Associate資格は80%
2. 問題は全て英語
3. 試験形式はオンラインのみ

4. 出題されるカテゴリーが7種類存在
 a. Associate資格は4種類

試験の申し込み方法と受験方法

※こちらは前回の記事に記載した内容と比較して、申し込む資格が異なるという点以外は基本的に全て同じでしたので、以下再掲します。

こちらのURLから新規アカウントを作成してログイン後、申し込み画面に遷移することができます。
https://www.webassessor.com/matillion

オンライン受験限定であるからか、受験開始時間は最短でも15分後開始を選択することができました。
しかし受験までに専用のブラウザアプリケーションのインストールや写真撮影など、やることがいくつかあるため余裕を持って受験することをおすすめします⚠️(申し込み画面でも公式から注意事項として記載がありました)

受験開始時間10分前になると、マイページに受験開始ボタンのようなものが表示されます。
そこでカメラのチェックを行い問題ないと判断されれば、インストールしたブラウザが起動して試験問題の画面に遷移する、という流れです。※受験中は常にカメラをONにしておくことが求められます。

試験対策

Associate資格とは違い、公式やUdemy等の外部サービスが提供する過去問が存在しなかった(※執筆時点)ためかなり苦戦しました。。資格トップページに記載の通り、Matillion公式が提供しているMatillion Academyを受講することのみが対策となるようです。

私も受験前にほぼ全てのトレーニングを受講してみました。
その中でも特に役立ったのは以下2つのコースでした。

Matillion ETL Architecture
Matillion Security

1つ目に関してはMatillionを構築する際のアーキテクチャを扱っており、Single Node構成やCluster構成など、実務では網羅できない内容のトピックだったため回答に活かすことができました。

2つ目に関してはMatillionへのアクセス制限やユーザー権限の管理、Oauthなどを扱っており、Matillionを0から全て設計・構築したことがある方でないと中々身につかないような内容が多く含まれていました。

上記トレーニングを受講後は、復習を兼ねてMatillionのドキュメントを隅々まで読むことをおすすめします。

試験と結果の確認

※こちらもAssociate資格と同様であるため、以下再掲します。

試験は全てオンラインで行われます。
回答が曖昧な問題には、後で見直しがしやすくなるようチェックマークをつけておくことができる機能もあり、AWSなどの資格試験と形式はあまり変わりませんでした。

全て回答をしてSubmitボタンをクリックすると、その場で合否と各カテゴリーごとの正答率が画面に表示されます。
ブラウザを終了してwebassessorのマイページに戻ると、合格したことが分かる表示がされています。

受験してみた感想

率直に感じたことは、Associate資格よりも格段にレベルが高くなっていて非常に難しいということでした。過去問対策ができないということが何よりの障壁だったと感じますが、出題された問題の内容も複雑で実践的なものが多かったため、その分英語の理解力も求められたように思います。

例として、「既に本番環境で使用されているshared jobsに対して変更を加えるときのベストプラクティスは?」という問題が出題されました。
「元となっているジョブを変更して再度同じパスと名前、同じバージョンで再作成する」という回答になるのですが、トレーニングやドキュメントで文章を読んだだけではインプットされないような内容であり、実際にこの経験を持っていないと即答することが難しいような選択肢になっていました。

結論、トレーニングで受講した内容ももちろん役に立ちましたが、それよりも実務での経験やどれだけ各機能に対する検証をこれまでやってきたかということが合格への秘訣になると感じました。
このことから、この資格の受験対象者としては、Matillionの設計から構築を行なった経験をもち、業務での運用を継続的に行なっているようなレベルの方が対象になると個人的には考えます。

おわりに

本記事では、Matillion Practitioner Certificationの受験体験記を書かせていただきました。
一旦これでMatillionの公認資格で受験可能な資格を2つ取得できたので、この資格受験の過程で得た知識や技術を今後も活かせるようにしていきます💪

また、弊社ではデータエンジニア及びデータサイエンティストの採用を積極的に行なっています。本記事で取り上げたMatillionの使用経験がある方も募集中ですので、是非以下のリンクからご応募いただけると幸いです!
https://hikoma.jp/exture/job_offers/231

ここまでお読みいただきありがとうございました。
日本国内のMatillion活用がより活発になることを願ってこれからも記事を書いていこうと思いますので、今後も是非チェックしていただけると幸いです!

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