はじめに
「OS」って知っているようでよく知らない単語ですよね。
iPhoneをお使いの方は「最新のiOSにアップデートして下さい」などという表示を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
ではOSとは一体どのようなものでどのような役割をするのでしょうか、早速みていきましょー!!✨
用語説明〜最速で理解したい人のためのIT用語集より抜粋〜
OS(Operating System)・・・アプリやデバイスを動作させるための大元となる基本的なソフトウェア。
OSの役割と代表例
OSとは、ザックリいうと「コンピュータ全体の司令塔」です。
私たちが何気なく操作しているPCの機能(入出力、ファイル・メモリ管理、ネットワークなど)は全て、OSありきで成り立っています。
いわば人間とPCの中間にいるようなもので、PCからOSを取ると全く機能しなくなります。
代表的なものに Windows、Mac OS、iOS、Android、Linux などがあります。
一般的に認知度が高いPCのOSはMicrosoftの「Windows」で、他にはAppleの「Mac OS」(Apple製品でしか使えない)などがあります。
スマホのOSではGoogleの「Android」が圧倒的で、他にはiphoneやipadに使われている「iOS」などがあります。
一方Linuxは、どんなPCでも無料で使えるサーバー上のOSで、自由にカスタマイズできるという特徴があります。
OSの目的
OSの目的としては大きく3つあります。
①ハードウェアの抽象化
PCに使用されるハードウェアはメーカー毎に違いがあるので、同じ機能でも使用が異なることがあります。そこを抽象化し、統一的に扱うことを可能にするのが「OS」です。例えば、deleteキーを押すと当たり前のように文字が消えるが、PCの内部で行われている作業工程がメーカーによって異なる場合があり、OSはその工程を抽象化することで”文字を消す”という統一的な操作を可能にしています。
②処理の役割分担
複数のアプリケーションソフトウェアを同時に利用する際にお互いに独立して利用できるように役割分担をするのが「OS」です。処理を一時的に遅らせたり、エラーを返したりするのもOSの役割です。敏腕マネージャーのようなイメージですね。
③コンピュータ効率性の向上
こちらは②と似ているようですが少し異なります。コンピュータの効率性を高めるというのは、PCに大きな負荷がかかる際(大量のデータを扱うとき)に適切な割り当ての工夫をしてくれるという事です。「OS」は負荷が大きければ大きいほど真価を発揮するのです。
PCとスマホのOSで異なる点
PCとスマホのOSで異なるのは「カメラ、GPS、加速度センサー、無線LAN、Bluetooth、タッチパネル、低電力化など」の機能が付いているかどうかです。
最近ではPCにカメラやBluethoothが搭載されているものも多いので、そこまで明確な区別は少なくなってきていますね。
しかしOSは「抽象化」が重要な要素なので、世のOSが統合され1つになるという未来は考えにくいです。
(OSの汎用性を高めると、個々の端末でのカスタマイズが出来なくなるから)
つい先日、AppleがiPad専用の「iPadOS」というものを発表しましたよね。iPadOSができたことでiPadに適したデザインや機能が追加され、ユーザー側としても非常に快適に操作することができるようになりました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
「OS」がPCの中心的な役割を果たしているということを知ってる方は多いと思いますが、具体的にどのような役割なのかを説明できる人はそこまで多くないのではないでしょうか。OSのポイントは「役割分担」と「抽象化」でしたね。OSの性能はPCのスペックに直結し、私たちの生活に大きな影響を与えるので知っていて損はないですね。
この記事を通して「OS」に関する理解を深めていただければ幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました🙇♂️
参照元
.https://ja.wikipedia.org/wiki/オペレーティングシステム
.https://eng-entrance.com/programming-os
.https://kotobank.jp/word/OS-1903
.https://eng-entrance.com/linux_seven_features
.https://www.apple.com/jp/newsroom/2019/06/the-new-ipados-powers-unique-experiences-designed-for-ipad/
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