ObservePoint

ObservePoint TagDebuggerでページに埋まっているタグを無料で識別する

こんにちは。CEOの原田です。

サイトに埋めたタグの発火状況を調べるにはChromeのデベロッパーツールをつかったりCharlesを使ったりアドビ製品ならAdobe Experience Cloud Debuggerを使ったりするわけですが、もう1つ手っ取り早くデバッグできるエクステンションを共有します。

ObservePointはサイトに埋まっているタグが何か、飛んでいるデータが正しいか、意図しないタグが埋まっていないかやアプリの各イベントで正しくデータが飛んでいるかを自動的に検証するツールですが、オマケ機能としてChromeの拡張機能も出ています。

ここにあります
https://chrome.google.com/webstore/detail/observepoint-tagdebugger/daejfbkjipkgidckemjjafiomfeabemo

利用方法は簡単で、これをブラウザに追加したら検証したいページへ行って、デベロッパーツールを開きます。
そうすると、いつものNetworkとかが並んでいる一番右に「ObservePoint」というものが追加されています。

実際にエクスチュアのトップページで見てみましょう。
こんな感じになります。

Quantum Metricのビーコンがうざいこんなに沢山のタグが反応しました。
ObservePoint TagDebuggerではObservePointが対応しているタグをリストアップしてくれるため、
ページに埋まっているタグがどのようなものかを分かりやすく確認できます。
デベロッパーツールのNetworkだとドメインで見ないといけないので分かりづらいですよね。
なお発火はリアルタイムに反映されるので、何か通信発生したらニョキニョキと出てきます。

また、各タグはイメージリクエストのパラメータを分解して計測値が分かるようになっています。
Adobe Analyticsだとこんな感じ

pageNameとかpropとかちゃんと名前ついてますね

Google Analyticsだとこんな感じ

に出てきます。デベロッパーツールよりは見やすいですよね。
無料で使えて見やすいデバッガとしてはかなり良いのではないかと思ってます。

このデバッグを全ページで自動的に行なって異常まで検出するのがObservePointになりますが、
1ページだけ確認したい時とかはこれでも十分です。

気に入ったら全ページクロールしたりクロール順を設定したりログインさせたりテストCVまでできる
有料バージョンについてお問い合わせくださいw

【Tips】フリクションとは?前のページ

ScalaでDatabricksのDataFrameを扱う次のページ

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. ObservePoint

    GPC (Global Privacy Control)とは?

    近年、Webサイトの複雑化・高度化に伴って日本においてもWebサイト…

  2. ObservePoint

    ObservePointの価値とは

    みなさん、こんにちは。エクスチュアの鈴木です。今回はサイト監視ツール…

  3. ObservePoint

    Webサイトのプライバシー検証(2/6):Cookieの同意バナータグはすべてのページで表示されてい…

    みなさん、こんにちは。エクスチュアの鈴木です。今回はプライバシー検証…

  4. ObservePoint

    Webサイトのプライバシー検証 (3/6): 未知のタグやCookieを見つける

    昨今話題に上がることの多いWebサイトのプライバシーやセキュリティに…

  5. ObservePoint

    ObservePoint: Cookieを書いたヤツを見つける

    自社のWebサイトで、いつの間にか見知らぬCookieが... 誰…

  6. ObservePoint

    Webサイトのプライバシーポリシー検証(1/6):プライバシーポリシーを設置する重要性

    皆さんこんにちは、エクスチュアの大平です。今回はプライバシーポリシー…

カテゴリ
最近の記事
  1. Adobe Target Recommendations:g…
  2. Conversational Analytics APIでお…
  3. Looker Studioで日付フィルターの開始日・終了日の…
  4. Streamlitでdbt-elementary風ダッシュボ…
  5. Adobe WebSDK FPIDでECIDの復元を検証
  1. Data Catalog

    生成AI機能を活かしたデータカタログ製品「Secoda」を試してみた
  2. Adobe Analytics

    Adobe WebSDK FPIDでECIDの復元を検証
  3. Adobe Analytics

    バウンスと直帰-Adobe Analytics
  4. ヒートマップ

    Mouseflowの新機能:ヒートマップからフリクションが検知されたセッションリ…
  5. 未分類

    Databricksが買収した8080Labのbamboolibをひと足早く使っ…
PAGE TOP