ヒートマップ

【Tips】フリクションとは?

フリクションとは、Webサイトを訪問したユーザが感じたストレスやフラストレーションを数値化したものです。
Mouseflowではユーザのイライラした行動をイベントで計測し、それを数値化するだけでなく、表情のアイコンで表示してくれます。
ユーザがフラストレーションを感じたセッションは自動的にタグ付けされるため、フィルターを使ってフリクションスコアの高いセッションだけを抽出することもできます。

今回は、フリクションとしてカウントされる8つのイベントと、フリクションを使った効果的な分析方法についてご紹介します。

◆フリクションイベント

◆フリクションを使った分析

フリクションは、主にレコーディング一覧とヒートマップ分析で使用できます。

レコーディング一覧では、「フリクション」の列に表情のアイコンが、「タグ/変数」列に計測されたフリクションイベントのタグが表示されます。
フィルターで「フリクション」を選択すると、「満足/不満足/とても不満足」の3つに分けてレコーディングを抽出できます。
また、タグにそれぞれのフリクションイベントを指定してフィルタリングすることも可能です。

ヒートマップ分析でもページ一覧に「フリクション」列がありますが、ここでは各ページの平均フリクションスコアが表示されます。
平均フリクションスコアの枠色は数値によって変わり、数値が高く且つ重要度の高いものほど赤く表示されます。
また、数値にカーソルを合わせるとフリクションイベントが計測されたレコーディングへのリンクが表示されるため、実際にユーザがどのようにフラストレーションを感じたのかをすぐに確認することもできます。

前述した通り、フリクションスコアはユーザのイライラを数値化したものです。
フリクションスコアの高いセグメントを特定することは、コンバージョン率を向上させる最善の方法となるでしょう。
フィルターを使ってフリクションの高いレコーディングやページに絞り、且つデバイスやOSごとに細分化していくことで思わぬエラーに気付くこともあるかもしれません。
他にも、フィルターで指定した条件をカスタムビューで保存し、特定のページで発生するフリクションイベントを定期的に観測することもできます。

Mouseflowのフリクションスコアは、ただ毎日アクセス数を眺めているだけでは拾い上げることのできないユーザの不満の声です。
効果的にフリクションスコアを利用し、サイトの改善に是非役立ててくださいね!

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. ヒートマップ

    ユーザビリティの検証で気を付けたいこと、やってはいけないこと③

    ユーザビリティ検証の注意点と禁止事項について、前回の続きからご紹介しま…

  2. ヒートマップ

    ムーブメント・ヒートマップ

    以前の記事で、ページの全体的な傾向を掴むには、レコーディングを一つ一つ…

  3. ヒートマップ

    【Tips】ヒートマップ機能について①~クリック・スクロール編~

    今回はMouseflowのメイン機能であるヒートマップについて、改めて…

  4. ヒートマップ

    Mouseflowの新機能:ライブヒートマップで動的なヒートマップ分析が可能に!

    mouseflowのヒートマップに新機能が追加されました!その名も「…

  5. ヒートマップ

    ユーザビリティの検証で気を付けたいこと、やってはいけないこと④

    ユーザビリティ検証の注意点と禁止事項について、前回の続きからご紹介しま…

  6. ヒートマップ

    ユーザビリティの検証で気を付けたいこと、やってはいけないこと①

    今回から何回かに分けて、ユーザビリティ検証で気を付けたいこと、やっては…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


最近の記事

  1. SnowPro Advanced: Architect 合格…
  2. LangChainのソースコードから実装を見てみる(Chat…
  3. Tableau×Teams連携
  4. AIを使ったマーケティングゲームを作ってみた
  5. Snowflakeや最新データ基盤が広義のマーケティングにも…
  1. Adobe Analytics

    続・SafariのITP2.x対策として別サーバー使ってクッキーを永続化する
  2. Google Analytics

    Server-side GTMのGAビーコンログをBigQueryにエクスポート…
  3. Google Analytics

    Google Analytics: アプリSDKのclientIDを取得する
  4. Adobe Analytics

    Adobe Analytics 原理①
  5. Adobe Analytics

    Looker: Sankey Diagramを使ってサイト内フローを可視化する
PAGE TOP