Google Cloud Platform

Looker: サンバーストグラフを使って階層データを可視化する

こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。

今回は、Looker Blocksで公開されているカスタム・ビジュアライゼーション [サンバーストグラフ] を使ってLooker上で階層データをグラフ化する方法について紹介します。

Sunburst | Looker

サンバーストグラフを使えば、階層構造を持つデータの内訳を手軽に可視化・比較出来ます。
弊社はGCPの課金データをBigQueryにエクスポートしてるので、このデータをサンバーストグラフで製品カテゴリ別に可視化します。

サンバーストグラフで階層データを可視化

Lookerにカスタム・ビジュアライゼーションを追加する

以前サンキーダイアグラムを追加した時と同様に、ビジュアライゼーション追加はこちらの手順に従います。
Admin Settings – Visualizations

[Admin] > [Visualization]を開き、[Add Visualization]ボタンをクリックします。
すると、下記のフォームが表示されるので、ビジュアライゼーションに任意のIDと名前をつけて、ライブラリのURLをコピペして保存するだけです。

カスタムビジュアライゼーション「Sunburst」を追加

Main項目に入力するJSファイルのURLはこちらです。
https://looker-custom-viz-a.lookercdn.com/master/sunburst.js

階層データを用意する

続いて肝心のデータです。
複数のディメンションと、一つの指標(measure)をExploreで選択します。
今回はGCP Billing データを使うので、下記のディメンションと指標を使います。
日付フィルタも使います。

Dimensions:
・Service
・SKU Category
・SKU

Measures:
・Total Cost

Filters:
・Date Filter

階層データを抽出

ディメンションと指標、フィルタを選択して「Run」を実行すると表データが抽出されるので、ビジュアライゼーションから「Sunburst」を選びます。

Sunburstを選択

すると、あっという間にサンバーストグラフでGCP課金データをサービス/SKUカテゴリ/SKUという階層構造で可視化出来ました!

サンバーストグラフの出来上がり

サンバーストグラフでは一番内側にあるのが最上位階層となり、外側が下位階層になります。
これを見ると弊社の半分はBigQueryで出来ている(?)という事がよく分かりました。
はい、BigQuery使いまくってます。

弊社ではGCPをベースにして、Looker、Tableau、Google DataStudio(データポータル)を使ったデータ分析基盤の構築支援業務を行っております。
お問合わせはこちらからどうぞ。

ブログへの記事リクエストはこちらまで

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Adobe Analytics

    【実験してみた】CNAMEを使わずにAdobeAnalyticsを1stパーティクッキーで計測する

    こんにちは、エクスチュアの権泳東(權泳東/コン・ヨンドン)です。…

  2. Adobe Analytics

    Adobe AnaltyicsとGoogle Analytics の「生Webビーコン」をBigQu…

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  3. Adobe Analytics

    Adobe Analytics: DatafeedをGoogle BigQueryにロード(2019…

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  4. GA 360 Suite

    BigQuery: Google Analytics 360のネストされたデータをフラット変換するS…

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

  5. GA 360 Suite

    GoogleDataStudio:複数のデータソースにフィルターを適用する

    こんにちは。エクスチュアの渡部です。今回はDataStudio(デ…

  6. Adobe Analytics

    Looker: エンジニアがBIで分析ダッシュボードを作る

    こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。…

最近の記事

  1. 回帰分析はかく語りき Part3 ロジスティック回帰
  2. GCSへのSnowflake Open Catalogによる…
  3. VPC Service Controlsで「NO_MATCH…
  4. モダンデータスタックなワークフローオーケストレーションツール…
  5. Streamlit in Snowflakeによるダッシュボ…
  1. Tableau

    Tableauで複数のチャートを1シート内で表示する『パネルチャート』の作り方
  2. IT用語集

    ハードウェア(Hardware)、ソフトウェア(Software)って何?
  3. Adobe Analytics

    Adobe Analytics: DWHレポートをAWSのS3バケットに配信する…
  4. ヒートマップ

    【Tips】フリクションとは?
  5. ブログ

    正規表現について
PAGE TOP