はじめに
プロキシは「代理」という意味の英単語です。
機密情報に関するお仕事をされている方であれば聞いたことがあるかもしれません。
では一体、何の”代理”なのでしょうか。早速見ていきましょー!!✨
用語説明〜最速で理解したい人のためのIT用語集より抜粋〜
プロキシ(Proxy)・・・インターネットのアクセスを中継するもの。
プロキシの意味と仕組み
プロキシとはズバリ「ユーザーPCとアクセス先(WEBサイトなど)の中継役」で、言い換えると「通常のサーバーの代わりにアクセスしてくれるサーバーのこと」です。
〜あるサイトを閲覧する場合〜
▪️通常
「(サイトのリンクをクリック) → ユーザーPCからサイトに”〇〇のページが見たい”とリクエストを送る → サイトがページの情報をユーザーPCに送る → ユーザーがサイトを閲覧できる」
▪️プロキシ経由
「(サイトのリンクをクリック) → ユーザーPCからプロキシに”〇〇のページが見たい”とリクエストを送る → プロキシがその内容をサイトに伝える → サイトがページの情報をプロキシに送る → プロキシがその内容をユーザーPCに伝える → ユーザーがサイトを閲覧できる」
プロキシのメリット/デメリット
<メリット>
①プロキシ上にログ(履歴)が残る
→故障などの原因を解析し適切な対応が取れる。
②プロキシ上で一括管理
→ウイルス対策などを全ての個人PCで行う手間が省ける。
③匿名で使用
→自分のPCの情報(IPアドレス)を悪用されるリスクがなくなる。
④キャッシュがきく
→過去にアクセスしたサイトの情報をプロキシが記憶するため読み込み速度が上がる。
⑤通信の幅を広げられる
→国や地域のアクセス制限を越えることができる。
⑥処理の分散
→複数のサーバーを用意すればプロキシが適切に分配することができる。
<デメリット>
①不正なページへの転送
→管理者に悪意があれば不正なページへ誘導させることができる。
②接続履歴の閲覧リスク
→どの端末がどのサイトへアクセスしたかという履歴がプロキシ上に残る。
③パスワードなどの情報が抜き取られるリスク
→プロキシは全ての情報を中継するので管理者に悪意があれば情報を抜き取ることができる。
④通信速度の大幅な低下
→情報を中継するのでそれだけ通信速度が下がる。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
プライバシーが騒がれるようになった現代では、この言葉を耳にする機会も増えるのかもしれませんね。
この記事を通して「プロキシ」に関する理解を深めていただければ幸いです。
最後まで目を通していただきありがとうございました🙇♂️
参照元
.https://cybersecurity-jp.com/security-measures/32171
.https://wa3.i-3-i.info/word1752.html
.https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0401/01/news063.html
.https://pcinformation.info/network/what-proxy.html
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