Google Analytics

Google Tag Manager上でGoogle AnalyticsのclientIDを取得する:その2 customTask編

この情報は2018年4月当時の情報です。

こんにちは、エクスチュアの權泳東(権泳東/コン・ヨンドン)です。

以前このブログで Google Tag Manager上でGoogle AnalyticsのclientIDを取得する という記事を書きました。
しかし内容が古く、今は customTask という機能を使った方が早いので紹介します。

参考にしたのは、GTMといえばこの方。Simo Ahava氏のブログです。
#GTMTips: Use customTask To Access Tracker Values In Google Tag Manager

1. カスタムJavascript変数を作成する

まずはclientIDを計測するためのカスタムディメンションを決めてください。
今回はカスタムディメンション1を使います。

そして下記のJavascriptを使って、ClientID という名前のカスタムJavascript変数を作成します。

名前: ClientID
中身:

function() {
  var customDimensionIndex = "1"; //カスタムディメンション番号を指定する。ここでは1。
  return function(model) {
    model.set('dimension' + customDimensionIndex, model.get('clientId'));
  }
}

2. GA設定にcustomTaskフィールドを追加

そしてGAユニバーサルアナリティクスのタグに、customTaskというフィールドを追加して、そこで先程作った{{ClientID}}変数をセットします。
customTaskというフィールドはこの記事を書いてる時点でGTMの選択肢には出て来ませんが、気にせず打ち込んでください。

[Googleアナリティクス設定変数]を使っている場合は、そこでフィールドを追加設定出来ます。
個別のタグに設定したい場合は、各タグの[このタグでオーバーライド設定を有効にする]項目にチェックをいれて、設定を追加出来ます。

詳細設定 > 設定するフィールド
フィールドの名前: customTask
値: {{ClientID}}

あとはプレビューモードでテストして、カスタムディメンション1にclientIDが入っていれば公開してください。
とても簡単になりました。
前はイチイチ別イベントでClientIDを送るダサい実装をしてましたが、これなら通常のページビューヒットにclientIDがセットされます。

今回はcustomTask機能を使ってGoogle AnalyticsのclientIDを取得する方法についてでした。
弊社ではGoogle AnalyticsやAdobe AnalyticsなどのWeb解析ツールの導入支援を行っております。
お問合わせはこちらからどうぞ。

ブログへの記事リクエストはこちらまで

BigQueryテーブルをAVRO形式でエクスポートしてHiveで扱う前のページ

Adobe Summit 2018 レポート(1):AIとヒトで最高の経験を!次のページ

ピックアップ記事

  1. 最速で理解したい人のためのIT用語集

関連記事

  1. Excel

    Google Analytics URLクエリパラメータ 簡単削除方法

    今回は前回紹介したクエリパラメータを削除する方法に続いて、Excelを…

  2. GA 360 Suite

    GoogleDataStudio:GoogleAnalyticsのカスタムチャネルグループをCASE…

    こんにちは。エクスチュアの渡部です。DataStudioの小ネ…

  3. Google Analytics 4

    【GA4/GTM】dataLayerを使ってカスタムイベントを発生させてみよう

    はじめに以前の記事でdataLayerを使用し、GTMとのデ…

  4. Google Tag Manager

    同一サイトにGTMを複数導入する危険性について

    こんにちは。エクスチュアの岩川です。今回は何度か質問をいただ…

  5. Google Analytics

    Google Tag Manager上でGoogle AnalyticsのclientIDを取得する…

    2018/4/20追記:この記事の内容は古いので、下記の新しい記事…

カテゴリ
最近の記事
  1. Cortex Analystを使ってみた
  2. SnowflakeのAI_SQLと再帰CTEで遊ぶ(Snow…
  3. dbt Fusion使ってみた
  4. Manusを使ってみたうえでManusに感想ブログを書かせて…
  5. SquadbaseとStreamlitでお手軽アプリ開発
  1. YOTTAA

    YOTTAA:新機能「Anomaly AI」のご紹介
  2. ブログ

    レポートビルダーについて
  3. Tableau

    Tableau:抽出を含んだワークブックを10.4以下にダウングレードする
  4. ヒートマップ

    アテンション・ヒートマップ
  5. KARTE

    KARTE 「フローイベント」
PAGE TOP