皆さんこんにちは、エクスチュアの大平です。
今回はプライバシーポリシー「リンク」の重要性についてお伝えします。
え、プライバシーポリシーならあるよ??と思われるかもしれませんが「全てのページ」からリンク出来るようになっていますでしょうか???
プライバシーポリシーの必要性
まずはWebサイトのプライバシーポリシーの必要性について簡単に確認しましょう。
理由としては大きく2つあります。
- 法的なコンプライアンスのためです。GDPR等の各国の個人情報の取り扱いに関する法律や規制により、プライバシーポリシーの作成と公開が義務付けられています。
- Webサイトを利用するユーザーのためです。ユーザーが自分の個人情報がどのように扱われるのかをプライバシーポリシーとして公開することで、Webサイトをより安心して利用してもらえます。
プライバシーポリシー「リンク」の重要性
続いてプライバシーポリシー「リンク」の重要性についてです。
Webサイトのプライバシーポリシーがあるだけではなく、全てのサイトからリンク出来る事が求められます。
設置場所については法的に定められているものではありませんが、プライバシーポリシーへ簡単にアクセスし確認できる状態が必要になります。
Webサイトのフッターやヘッダーにリンクを表示してユーザーは迷うことなくプライバシーポリシーへアクセスできるようにするのがよいでしょう。
リンク切れのリスク
自社のWebサイト管理システムやCMP(同意管理プラットフォーム)などでプライバシーポリシーへのリンクを設定しているからリスクがまったくないわけではありません。
Webサイトの更新や人為的なエラーによる影響を受け、プライバシーポリシーへのリンクが表示されない可能性があります。 定期的にすべてのページでプライバシーポリシーリンクが機能しているのか確認することが大切です。
OvservePointを使用してOneTrustを検査してみた
ObservePointを使用して、同意管理プラットフォームのOneTrustのWebサイトではプライバシーポリシーのリンクが正しく設置されているか検査してみました。(OneTrustから許可はいただいてます。
OneTrustのページを見てみると個人情報に関するバナーが表示されています。
「Our Policies」の箇所に「Privacy Notice」というラベルの付いたプライバシーポリシーへのリンクがあることがわかります。
今回は「Privacy Notice」という文字列がページに含まれているかどうかを1000ページテストしました。
その結果がこちら
結果、1000ページ中62ぺージはFalseの値でした。
この62ページでは「Privacy Notice」という文字列が確認できなかったという事になります。
同意管理プラットフォーム大手のOneTrustでさえ、プライバシーポリシーへのリンクが欠落している可能性がるページがあるという事がわかりました。
プライバシーポリシーへのリンクを設定する、一見簡単な事のように思えますが実際に完璧な状態を保つのは大手ですら難しいということなんです。
ぜひこれをきっかけに自社のWebサイトを見直してみてはいかがでしょうか?
ObservePointを実際にお客様のWebサイトでお試しいただくことができます。
下記の内容を observepoint@ex-ture.jp 宛メールにてお知らせください。 折返し弊社よりトライアルについてご連絡させていただきます。
・御社名
・ご担当者名
・ご連絡先メールアドレス
・対象WebサイトURL
※ トライアルはお客様が直接運営管理されているWebサイトのみ可能です
エクスチュアはObservePointの日本におけるテクノロジーパートナーです。
Webサイトのタグ周りでお困り事があれば、お気軽にメールまたはお問い合わせよりご連絡ください。
ObservePoint日本語サイト
この記事は下記ObservePoint社のBlog記事 Website Privacy Validation (1/6): Is my Privacy Policy link present on all pages?を翻訳・加筆したものです。