こんにちは、エクスチュアの黒岩と申します。
Matillionユーザーの皆様、Matillionには以下2つの公認資格が存在することをご存知でしょうか。
資格名 | 難易度 | 推奨 |
---|---|---|
Matillion Associate Certification | 中 | Matillion ETLへの基礎的な理解がある人 |
Matillion Practitioner Certification | 高 | Matillion ETLへの実用的な理解がある人 |
業務でMatillionの基本的な機能は全て使いこなしているつもりでも、使用したことのない少し複雑な機能やコンポーネントがある方は結構いらっしゃるのではないかなと思います。
まさに私も同じような状況であり、今後お客様からの様々な要望に応えていくためには基礎を一度振り返ろうと思ったことがきっかけで、今回資格受験をすることに決めました。
手始めにMatillion Associate Certification を受験して無事合格できたので、本記事ではその受験体験記を綴っていこうと思います!
日本語の記事では受験体験記のようなものは他に見当たらなかったため、国内のMatillionユーザーの皆様の参考になれば嬉しいです🔥
Matillion Associate Certificationとは
冒頭にも記載した通り、Matillion Associate CertificationはMatillionの公認資格の中で基礎にあたる最初の資格になります。
Matillion公式サイトに詳細が記載されています。
https://www.matillion.com/resources/certifications/associate-certification
受験推奨者
データエンジニアやデータアナリスト、データアーキテクトなどに推奨されています。
試験概要
試験問題の出題カテゴリーの内訳や、試験の詳細は以下の通りです。
ポイントとしては3つ。
1. 80%の正答率で合格
2. 問題は全て英語
3. 試験形式はオンラインのみ
試験の申し込み方法と受験方法
こちらのURLから新規アカウントを作成してログイン後、申し込み画面に遷移することができます。
https://www.webassessor.com/matillion
オンライン受験限定であるからか、受験開始時間は最短でも15分後開始を選択することができました。
しかし受験までに専用のブラウザアプリケーションのインストールや写真撮影など、やることがいくつかあるため余裕を持って受験することをおすすめします⚠️(申し込み画面でも公式から注意事項として記載がありました)
受験開始時間10分前になると、マイページに受験開始ボタンのようなものが表示されます。
そこでカメラのチェックを行い問題ないと判断されれば、インストールしたブラウザが起動して試験問題の画面に遷移する、という流れです。※受験中は常にカメラをONにしておくことが求められます。
試験対策
対策としては2つのパターンが考えられました。
1つ目は、Matillion公式が出しているトレーニングを受講することです。
Building a Data Warehouse using Matillion
2つ目は、Udemyでテスト問題を購入して解いてみることです。
https://www.udemy.com/course/matillion-associate-certification-practice-exams-updated/
私は2つ目のテスト問題のみを対策として解いてみました。
計200問の問題があり、全て解いても2時間程度で学習できました。
1つ目のトレーニングは受講していませんが、2つ目の問題を解くだけでも十分かなあと感じました。
試験と結果の確認
試験は全てオンラインで行われます。
回答が曖昧な問題には、後で見直しがしやすくなるようチェックマークをつけておくことができる機能もあり、AWSなどの資格試験と形式はあまり変わりませんでした。
全て回答をしてSubmitボタンをクリックすると、その場で合否と正解率が画面に表示されます。
ブラウザを終了してwebassessorのマイページに戻ると、合格したことが分かる表示がされています。
受験してみた感想
率直に感じたことは、実務で一通りの機能を使用した経験がなくても、テスト問題を通して知識を得ていくことで合格は可能かもしれないということでした。
例として、「import/export時に選択できないものは?」という問題が出題されました。
今までこの機能を使用したことがなかったとしても、問題を解くことと実際のMatillionの画面で確認をして知識として吸収できるので、あまり使用経験は重要ではないと感じました。
一方で、問題が全て英語での出題となるため最低限の英語読解力は必要だと思います。
ある程度ニュアンスでわかる部分もありますが、”bypass” や “coordinate” といった普段あまり聞きなれない単語が肝になる問題も存在したため、テスト問題を解きながら単語を覚えることを推奨します。
おわりに
本記事では、Matillion Associate Certificationの受験体験記を書かせていただきました。
次はこの資格を合格することで受験可能となるMatillion Practitioner Certification を受験しようと考えていますので、その際はまたレベル感や対策したことなどを発信できればと考えています!(合格できれば。。)
また、弊社ではデータエンジニア及びデータサイエンティストの採用を積極的に行なっています。本記事で取り上げたMatillionの使用経験がある方も募集中ですので、是非以下のリンクからご応募いただけると幸いです!
https://hikoma.jp/exture/job_offers/231