GA 360 Suite

Google Analytics 4:client_idを取得

こんにちは。エクスチュアのsaraです。

2023年7月、ユニバーサル アナリティクス(GA3、UA)のデータ収集中断が決めており、
Google アナリティクス 4(GA4)でもユニバシャル アナリティクスのようなデータ取得したいユーザーがありますと思います。
ですが、クライエントIDな重要なデータ項目を取得されるためにUAにはよく使ったcustomTaskがGA4の機能にはなくなり、
この機能を代わりにGA4で正しくclientIDとsessionID取得方法に関して説明させていただきます。


GTAGで設定

この設定方法はgtagメソッドを利用してclientID、sessionIDやgclidを取得できます。

①gtagメソッドをカスタムHTMLタグを利用してタグ発火

gtag('get', 'GA4データストリームの測定 ID入力', 'client_id', function(clientID){
  dataLayer.push({
    'event':'getClientID',
    'gtag_clientID':clientID 
  });
});

上記のコードはclientIDのデータをdataLayerに書き込まれてカスタムイベントにお送ることです。
gtagメソッドにclientIDの情報を取得もらった後にカスタムイベントが自動的に発生し、このカスタムイベントを利用してclientIDの送信系イベントを発生できます。

⑴タグ

ギャプチャーした通りに
タグの集類はカスタムHTMLを選択して上記のコードを記入してください。

⑵トリガー設定

上記のタグは「Google アナリティクス: GA4 設定」というタグが発生した後に設定します。
オプション1)トリガーを「Google アナリティクス: GA4 設定」と同じタイミングする
タグ>詳細設定>タグの順序付け の設定を利用して進行

オプション2)トリガーのタイミングを「Google アナリティクス: GA4 設定」の発火後に設定
例:「Google アナリティクス: GA4 設定」は初期化に発火
clientID取得カスタムHTMLはページビューに発火

②clientID取得するためにカスタムイベント(getClientID)関連のトリガーと変数設定

カスタムイベント名を取得するためのトリガー設定

データレイヤーにあるclientIDの値を取得

③GA4イベント送信タグ作成

クライアントIDはイベントパラメータにもユーザーパラメータにもどちらに設定するのも構いませんので、データ計測に従って設定してください。
私はユーザーパラメータで設定進行しました。

※クライアントIDをそのまま設定すれば、文字ではなく、数字に認識されているため、
クライアントIDの設定後に「.」、「/」のようなもの入れてください。

④プレビューモードと実際なデータ発火確認

プレビューモード

データ送信確認

上記の設定で問題なくclientID情報取得できました!


注意点

※もし、gtag is not definedといエラーメッセージが発生すれば、下記のコードgtagメソッドより上に入れてください。

window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);}

gtag('get', 'GA4データストリームの測定 ID入力', 'client_id', function(clientID){
  dataLayer.push({
    'event':'getClientID',
    'gtag_clientID':clientID 
  });
});

まとめ

今回はgtagメソッドを利用してclient_id取得する方法を紹介しました。

弊社ではGoogleAnalytics/AdobeAnalyticsなどの各Martechツールの導入実装コンサルティングサービスや、GCP/AWSなどのパブリッククラウドを使ったデータ分析基盤構築コンサルティングサービスを提供しております。
お問い合わせはこちらからどうぞ。

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