こんにちは、インターン生の山本です!
前回まではPower BIの使い方を説明しましたが、
今後は、効果的なダッシュボードの作成するために気をつけるべきこと、
について書いていこうと思います。
まずはダッシュボードの定義について。
Stephen Few氏によると、
A dashboard is a visual display of the most important information
needed to achieve one or more objectives, consolidated and arranged on a single screen,
so the information can be monitored at a glance.
と表現されています。
この文章を噛み砕いていくと…
Dashboards are visual displays
ダッシュボードにはテキストとグラフの両方が使用されるが、しばしばグラフが強調されています。
グラフが強調される理由は、テキストのみよりもグラフを使用することで、
より効果的に、包括的に伝えることができるからです。
Dashboards display the information needed to achieve specific objectives
ある特定の目的を達成するためには、
様々な組織のファンクションに関連する様々なソースからくる、
個々には関連性のない情報にアクセスしなければなりません。
ダッシュボードではこの目的を達成するための全てのタイプの情報が表示されている必要があります。
A dashboard fits on a single computer screen.
ダッシュボードは、一目で理解できるように1つのスクリーンに収まっていなければなりません。
つまり、スクロールする必要がでたものについてはダッシュボードとは言えないのです。
ダッシュボードを作る目的は、最も重要な情報をすぐに容易く見れるようにすることで、
それを可能にすることで、使用者は素早く必要な情報を取得することができます。
Dashboards are used to monitor information at a glance.
全てのダッシュボードの情報は「概要」を提供しているので、
全ての詳細が表示されている必要はないですが、
必要な情報の元に容易に、シームレスにたどり着けるように作成させている必要があります。
また、関心の払われるべき情報の見分けが容易につくものでなければなりません。
そして一目で使用者が必要な情報の内容を理解することができれば、
ダッシュボードの主な役割を果たしているといえます。
◇ダッシュボードとして認められないもの
– データの探求や分析のためのディスプレイ
– ポータル
– スコアカード
– 特定のfactを探すために用いるレポート
今回はダッシュボードの定義についてのお話のみですが、
次回からはダッシュボードのデザインについて、詳しく説明していこうと思います。