こちらの記事はSnowflake Summitで行われたキーノートスピーチのAI要約になります。情報収集・振り返りのヘルプになれば幸いです。本記事内容については各自の判断・自己責任にてご利用ください。
ビルダー基調講演 主要ポイントまとめ
テーマ | 内容 |
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コミュニティの拡大 | Snowflake Builder Community は 50 万人超、世界 82 か所のユーザーグループ (過去1年で20拠点追加)。今年の Summit も最多来場を更新。 |
AI 時代の SDLC 再定義 | 従来のソフトウェア開発ライフサイクルに “Architect(データ設計)” を追加。AI 活用には高品質データとリアルタイム更新を前提としたアーキテクチャが必須。 |
Snowflake Cortex & Intelligence | – Cortex AI: エンベディング (Arctic Embed) と高精度検索 API で構造化/非構造化データを統合検索。 – Snowflake Intelligence: 企業内エージェントを簡単に構築・配備し、セマンティックモデルでガードレールを設定。 |
開発者向けツール強化 | – Streamlit in Snowflake GA (AWS/Azure) + Git 連携 & プライベートリンク。 – Snowflake Notebooks GA(全クラウド、コンテナ実行対応)。 – Snowflake Workspaces: SQL・DBT・Copilot を一体化した統合 UI。 |
リアルタイム & オープンレイクハウス | – Document AI で文書→テーブル化。 – Open Flow による高速ストリーミング。 – Apache Iceberg & Polaris Catalog をネイティブサポート、V3 仕様にも迅速対応。 |
セキュリティ/ガバナンス | プログラマブルアクセストークン、強化 MFA、カスタム Git URL など「セキュア・デフォルト」を拡充。 |
推論基盤の最適化 | Llama 3、Claude 3、OpenAI 等を day-zero で提供。Speculative Decoding や Suffix Caching により最大 4× 低レイテンシ/2× 高スループット。OpenAI 互換エンドポイントで既存コードは API Base URL 変更だけ。 |
顧客事例① WHOOP | Streamlit + Cortex Search + セマンティックモデルで社内 Q&A ボットを構築。サプリ=マルチビタミン と解釈する同義語設定などで精度と安全性を両立。 |
顧客事例② Toyota | Apache Iceberg ベースのデータメッシュを Snowflake 上で運用。コネクテッドカーのリアルタイム衝突検知/保守支援を実装。 |
コミュニティ施策 | 今秋「Silicon Valley AI Hub」を開設 (Menlo Park)。スタートアップ向け共創スペース・イベント会場を提供。 |
まとめ
Snowflake は 「AI 時代のデータ・アプリ基盤」 として、
- データアーキテクチャ(リアルタイム・オープンフォーマット・統合ガバナンス)、
- AI サービス(Cortex/Intelligence と最適化推論エンジン)、
- 開発者体験(Streamlit・Notebooks・Workspaces)
を三位一体で強化。
コミュニティとパートナーを巻き込みながら、「データがもっと働く世界」へ加速することが本基調講演の核心でした。